書評を読むと、どれもこれも読みたくなって困る

 いまモノを捨てて身辺整理をしているのだが、新聞の日曜版の書評を読むと、どれもこれも読みたくなって困る。
 本日の朝日新聞の書評欄をざっと眺めていても、次のものが読みたくなった。

  1. チャップリン 作品とその生涯」大野裕之(中公文庫)
  2. 服従ミシェル・ウエルベック著、大塚桃訳(河出文庫
  3. ヒットラーの裁判官フライスラー」ヘルムート・オルトナー著、須藤正美訳(白水社
  4. 「父と私」田中眞紀子(日刊工業社)
  5. 「下山の時代を生きる」鈴木孝夫平田オリザ平凡社新書
  6. 「定年後」楠木新(中公新書
  7. 「演奏史譚1954/55 クラシック音楽黄金の日日山崎浩太郎(アルファベータブックス)
  8. 「スノーデン 日本への警告」エドワード・スノーデンほか著(集英社新書

 たとえば、大野裕之著「チャップリン 作品とその生涯」を薦める福永信氏の次の文章が眼にとまった。

 大野氏によるとチャップリンが独裁者の演説を徹底的に茶化したことでヒトラーの演説回数は激減(恥ずかしくなったのだ)。

 まさに世界は、そして日本は、徹底的な風刺を求めている。


 こうした書評を読むと、次から次へと読みたくなって、ほんと、困るなぁ。