「安倍首相、過去の答弁を陳謝し修正=加計把握の時期、野党「虚偽」−参院閉会中審査」


 以下、時事通信(2017/07/25-18:38)より。

 安倍晋三首相は25日の参院予算委員会の閉会中審査で、国家戦略特区を活用した学校法人「加計学園」の獣医学部新設計画について、今年1月20日に初めて知ったと改めて表明した。野党は通常国会での答弁と矛盾すると指摘。首相は「少し混乱して答弁したのは事実だ。おわびして訂正したい」と陳謝し、過去の答弁を修正した。野党側は疑惑解明へ説明が不十分として、さらなる国会審議を求めた。
安倍首相「加計の計画承知せず」=民進は矛盾追及−参院閉会中審査
 首相は通常国会で新設計画について「特区に申請した段階で当然知り得た」(5月9日、参院予算委)、「特区の申請を(愛媛県今治市とともに出された段階で承知した」(6月5日、参院決算委員会)などと答弁していた。今治市は2015年6月に国家戦略特区での学部新設を提案。加計学園は今年1月10日に事業者募集に応募した。
 これを踏まえ、共産党小池晃書記局長は「1月20日まで知らなかったというのは、全く信じられない。明らかな虚偽答弁だ」と追及。首相は「厳正さを欠いた。申請を今治市とともに決定する(同日の)段階で、私は特区諮問会議の議長として加計学園の計画を了承した」と弁明した。
 山本有二農林水産相松野博一文部科学相山本幸三地方創生担当相は昨年8〜9月に、同学園の加計孝太郎理事長とそれぞれ面会したことを明らかにした。松野氏を除く2閣僚は学部新設が話題に上ったことを認めた。
 小池氏は加計氏と閣僚の面会について「何で次々と大臣に会えるのか。関係大臣には学部新設を伝え、首相だけには伝えなかったのか」と迫った。これに対し、首相は「(加計氏とは)昔からの友人だが、陳情を受ける、応える、ということは一切ない関係だ」と重ねて強調した。
 閉会中審査後、民進党山井和則国対委員長自民党竹下亘国対委員長と国会内で会談した。山井氏は「ますます『加計ありき』が明らかになった」として、和泉洋人首相補佐官前川喜平前文部科学事務次官の証人喚問を要求。また、加計氏らを招致して衆院予算委を改めて開くよう求めた。竹下氏はいずれも拒否した。