希望の党は、はたして国民の権利を擁護する党なのか

 さらに、小池都知事も、「都民ファースト」と言いながら、東京都民のことを第一に考えているようにはみえない。言葉とは裏腹に、東京都民のことは二の次なのだろう。これは無責任ではないのか。「希望の党」は、原発ゼロ政策以外は、自民党とほとんど変わらないという。それではただのパワーポリティックスではないか。その「原発ゼロ」も俺の眼から見れば大変疑わしい。原発反対となった小泉元首相との話合いの影響もあるのだろう。
 希望の党は、はたして国民の権利を擁護する党なのか。
 「関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典」に対する追悼文の送付を今年から取りやめた小池百合子都知事の国際感覚も疑わしい。小池都知事がかなりのテレビ型"役者″であることは間違いない。小池都知事は、一部ジャーナリズムから日本会議との関係も指摘されている。親も含めて、うまいことを言う人には気をつけなさいと俺は常々世間から教わった。

 以前から、民進党に対して左右の揺さ振りがかけられ続けてきたが、前原誠司氏にいたっては、さらにひどい。左右の揺さぶりの中で揺れているようだったが、とどのつまり、国民の要求に背を向け、国民の要求を裏切り、野党第一党である民進党を解体してしまった。民進党解体がねらいで民進党のトップになったかのようにもみえる。そう言われても仕方あるまい。