選挙のひとつの争点は、壊憲勢力を増やすな、である

 モリカケ隠しの大義のない解散によって選挙となった。
 はたして希望を託せるのか、希望を託しにくいが名前は「希望」のついた新党、国民・市民を最後の最後で裏切り野党第一党を解体した民進党代表。
 報道によると、大括りでいえば、自民党希望の党も政策的には大差がないようだ。希望の党は、元自民党と元民進党の政権党寄りの議員、そして日本のこころの議員でつくられた。維新との連携を拒むこともない。私的意見で言わせてもらうなら、私たちおっちょこちょい民族につけいる、ブームと風待望の自民党補完勢力の政党だ。

 結局のところ、憲法を壊したい壊憲勢力の増強、排除の論理も手伝って民主党の解体、抵抗するめんどくさい護憲派の一掃、これらが壊憲勢力の目的になるのだろう。その点でこそ一致しているように見える。権力者は、とても賢い。

 けれども、私たち主権者からしてみれば、主権者を守ってくれる憲法を擁護せず、言行一致もままならぬほどコトバがいい加減だから、自己保身ばかりの政治家にしかみえない。個人的には、全く信頼できないこうした人たちに、日本の未来を託すことはできない。それでは若者の未来もない。

 ただ、悲しいかな、国民・庶民は、生きていくのに精一杯で余裕がない。眼力がどれほどあるのか、心もとない。