「条約交渉会議議長「平和賞、戦ってきた全ての人々の物」」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月7日06時59分)から。

 核兵器禁止条約交渉会議の議長を務めたコスタリカのホワイト大使は6日、ICANのノーベル平和賞授賞について、「国際法において核兵器を禁止することは、各国政府と市民社会がともに働くという成功経験になっています」と歓迎する声明を出した。

 また、「72年間にわたり『核なき世界』を取り戻そうとたゆまず戦ってきたすべての人々、組織、活動家、学者、広島と長崎の被爆者の諸団体、世界中の核実験の犠牲者へ、この賞はあなたとあなたの家族すべてに贈られます」とも指摘した。(ジュネーブ=松尾一郎)

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 核兵器禁止条約の主要推進国オーストリアのハイノッチ在ジュネーブ代表部大使は、「ICANはノーベル平和賞を受けて当然であり、これは核禁条約の重要性を認めたものでもある。私はすべてのICANメンバーを祝福する。この賞は、より多くの国々が署名・批准し、核廃絶に向けた実践的措置をとることを促進するでしょう。北朝鮮を見ても、核兵器は安全保障を高めず、対処しにくいより高いリスクであるだけだ」とのコメントを出した。