以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月8日03時00分)から。
ラジオで人気のブロードキャスター、ピーター・バラカンさんが6日夜、釜石市大町1丁目の釜石PITを会場に「出張DJ&トークイン」を行った。
バラカンさんはジャマイカの街頭デモの映像などを流しながら、1950〜90年代のレゲエ、ブルース、ソウル、ジャズなどの名曲数十曲を選曲。社会批評を加えつつ巧みな解説で紹介した。駆けつけた市民や復興ボランティアらはディーコン・ブルーやマービン・ゲイの曲に総立ちになり、バラカンさんの背後の舞台にも飛び上がって踊った。
主催者の一人、遠野市のミュージシャン大久保晋(すすむ)さん(59)は「震災後の釜石に光をあてたいと、バラカンさんにお願いしての来訪は今年で4年目。毎秋来てもらえて本当にうれしい」と喜んだ。(本田雅和)