「「自らの責任逃れ、聞くに堪えない」 作家・高村薫さん」

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以下、朝日新聞デジタル版(2018年3月19日23時35分)から。

 財務省森友学園との国有地取引に関する決裁文書を改ざんした問題で、19日の参院予算委員会で論戦があった。識者はこの問題をどうみるのか。

作家・高村薫さんの話
 財務省の責任だとする安倍首相や麻生財務相の国会答弁は、自らの責任逃れとしか聞こえず、聞くに堪えない。異様な取引と文書の改ざんは、政治の関与なしには説明できないと感じる。支持率が下落しているのは、説明責任を果たさない政府の姿勢が原因だろう。財務省の一部に責任を押しつける答弁を繰り返せば、有権者の政治不信は広がる一方だ。佐川氏と、当事者ともいえる安倍昭恵氏が国会で説明を尽くし、少なくとも麻生財務相が責任をとらなければ、有権者の理解は到底得られないだろう。