「小野寺防衛相「大変大きな問題と認識」 陸自の日報問題」

以下、朝日新聞デジタル版(4/5(木) 10:29 )から。
「ない」といっていたものがある、あったことがなかったというあべこべ政権だから、もはや驚くことはないが、いまだ退陣しない政権の厚顔無恥には驚くほかない。

 防衛省が国会で「ない」と説明していた陸上自衛隊イラク派遣時の日報が見つかった問題で、小野寺五典防衛相は5日の参院外交防衛委員会で、「1年も前に存在を確認していたのになぜ報告されなかったのか。大変大きな問題と認識している」と述べ、徹底的に調査する考えを示した。民進党牧山弘恵氏の質問に答えた。

 小野寺氏は「事実関係が明らかになった段階で、厳正な措置も含め、対処をしっかりする」とも語り、関係者を処分する考えを明らかにした。

 公明党山口那津男代表は5日、党の会合で「国民の代表である国会に正しい事実をきちんと述べなかったことは国民をだますに等しい行為だと言わざるを得ない」と批判した。

 イラク派遣時の日報をめぐっては、昨年2月に当時の稲田朋美防衛相は国会で「見つけることはできなかった」と答弁していた。翌3月に陸自研究本部(現・教育訓練研究本部)で見つかったが、稲田氏らには報告されなかった。こうした経緯について今月4日に小野寺氏に報告、公表された。

朝日新聞社