「国会前で市民団体が集会 「全部明らかにして」抗議の声」

amamu2018-04-14

以下、朝日新聞デジタル版(2018年4月14日17時35分)から。

 森友学園との国有地取引に関する財務省の公文書改ざんや、加計(かけ)学園の獣医学部新設をめぐる問題などを追及しようと、市民団体が14日、東京・永田町の国会議事堂前で集会を開いた。主催者発表で3万人を超える人々が集まり、安倍政権に抗議の声を上げた。

 主催したのは「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」など。集会でマイクを握った経済学者の金子勝さん(65)は、自衛隊イラク派遣時の日報が見つかった問題などに触れ、「文書の改ざんや隠蔽(いんぺい)は国家、民主主義の崩壊を意味するものだと危機感を持っている。こんなことが許されるなら、どんな不正や腐敗も正当化されてしまう」と訴えた。

 参加者らは「全部明らかにしてください」などと書かれたプラカードを持ち、「捏造(ねつぞう)、隠蔽許さない」と声を上げた。森友文書の改ざん問題を機に初めてデモに参加したという東京都大田区の劇団員、平山挙(けん)さん(24)は「国会での議論は押し問答になっている。なぜ改ざんされたのか、はっきりしてほしい」と語った。