以下、朝日新聞デジタル版(4/18(水) 12:39配信 )から。
エンゼルスの大谷翔平は17日(日本時間18日)、レッドソックス戦に先発登板したが、立ち上がりに先頭打者本塁打を許すなどし、4安打3失点で2回を投げて降板。右手にまめができたと発表があり、3連勝はならなかった。
大谷の球種は、それほど多くない。直球とスライダーとフォーク、それにカーブ。いくらスピードが速くても、直球だけで抑えるのは難しい。「調子が良くても悪くても、投げなくてはいけない球」と位置づけるフォークとスライダーが、この日は悪すぎた。
立ち上がりから、この二つの球種のコントロールに苦しむ。一回、先頭のベッツには追い込んでからフォークを2球続けるが、いずれもボール。7球目に投げた直球をとらえられ、左越えのソロ本塁打を浴びた。二回、九番・ホルトに許した適時打も直球だった。
伝統のあるレッドソックスが相手、しかも大谷が投げるとあって、チケットは早々に売り切れていた。「素晴らしい球団が相手なので、負けないようにしっかり準備したい」と話していたが、二回を最後に降板と、不本意な結果になってしまった。(アナハイム=山下弘展)