「「15時から柳瀬秘書官とも面会」文科省メールの文面」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2018年4月20日21時44分)から。

 林芳正文部科学相は20日、学校法人「加計(かけ)学園」の幹部や愛媛県職員らが2015年4月に柳瀬唯夫首相秘書官(当時)と面会する予定を記した、内閣府からのメールの写しを公表した。梶山弘志地方創生相も当時の担当職員が「記憶はないが、自分が作成・送信したものと思われる」と話していることを明かした。20日夕に取材に応じた柳瀬氏は「国会に呼ばれたらしっかりと誠実にお答えしたい」と述べた。面会した可能性を示す文書が新たに出てきたことで、野党は追及を強めている。

 15年4月は、国家戦略特区による加計学園獣医学部新設計画が本格化する直前の時期。愛媛県職員が面会内容を記録した文書には、柳瀬氏が「本件は、首相案件」などと発言したとあるが、柳瀬氏は「記憶の限りではお会いしたことはない」と説明してきた。政府側でも面会予定が共有されていた事実を受け、柳瀬氏が改めてどう説明するかが焦点となる。

 文科省が公表したメールは15年4月2日、内閣府職員が文科省職員に送ったもの。藤原豊・地方創生推進室次長(現・経済産業省貿易経済協力局審議官)が学園関係者や愛媛県職員らと面会し、「制度改正の実現は首長のやる気次第」などと説明したと記し、加えて「本日15時から柳瀬総理秘書官とも面会するようです。概要は後でまとめてお送りします」とあった。