以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月11日18時16分9から。
(10日、大リーグ・エンゼルス7―4ツインズ)
失投を呼び込む。打席内でゆったりと構えるエンゼルスの大谷には今、強打者特有の雰囲気が漂う。三回の適時二塁打に七回の本塁打と、いずれも甘い球をきっちりとらえた。
七回はエンゼルスが2点リードの2死走者なし。初対戦となった横手右腕ヒルデンバーガーが投じた初球のシンカーは、ほとんど変化せずに真ん中へ。「しっかり振り切れていた」という打球はきれいな放物線を描き、中堅左のフェンスを越えた。
今季65打数で本塁打は早くも5本目。しかも23安打中10本が長打とパワーあふれる打撃が目立つ。好調の要因は「頭脳戦」にあるという。研究するのは投手だけではない。「どういう配球か。投手もそうですけど、捕手の傾向も打席ごとに勉強している」。投手の得意な球を中心にするタイプ、打者の弱点を中心に組み立てるタイプなど研究に精を出す。
(後略)
(アナハイム=遠田寛生)