「「自浄作用働かせ究明を」アメフト問題で日大教職員組合」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2018年5月21日15時57分)から。

 アメリカンフットボールの日本大と関西学院大の定期戦(6日、東京)で、日大の守備選手が関学大の選手に悪質なタックルをして負傷させた問題で、日大教職員組合は21日、日大の田中英寿理事長、大塚吉兵衛学長宛てに「(他の)調査活動とは別に大学当局が自浄作用を働かせて公正かつ厳正な調査を実施して、真相を徹底的に究明しなければならない」などとする声明文を発表した。

 日大には悪質タックル問題で事後対応の不透明さ、不誠実さに批判が集まっていた。

 声明文では、健全なスポーツのあり方を再検討し、すべての競技選手にフェアプレー精神の重要性を再教育することや、問題の真相解明に全面協力し、協力者への圧力を禁じること、日大のあり方(姿勢、体質、構造)を反省し、人事および人心を一新することなどを求めている。

 問題が起きたのは、東京都内で6日にあった両校の51回目の定期戦。パスを投げ終えて無防備な状態にあった関学大クオーターバック(QB)に対し、日大の守備選手が背後から走り込んで激しくタックル。関学大の選手は全治3週間のけがを負った。この守備選手はさらに反則行為を続け、資格没収(退場)になった。日大の内田正人監督は19日、関学大側に直接謝罪したが、会見で事実を明らかにせず、また大学名を言い間違えるなど、対応のまずさが批判されていた。