「コルトレーン幻の音源、発売へ ジャズサックス、自作の2曲も」

モダンジャズをよく聴いていたときがあった。
 何がきっかけだったか。
 サンフランシスコに半年滞在したことが拍車をかけたことは間違いない。
 ジャズの面白さに触れたひとつはJohn Coltraneの"My Favorite Things"だったかもしれない。
 The Rolling Stone Jazz Record Guideというレファランスブックを購入し*1Louis Armstrong, Art Blakey, Miles Davis, Bill Evans, Dexter Gordon, Thelonious Monk, Charlie Parker, Bud Powell, Sonny Rollins,などをチェックしていた。
Ella Fitzgerald, Billy Holiday, Abbey Lincoln, Carmen McRae, Bessie Smith, Sarah Vaughanなどのヴォーカルも聞いた。
 植草甚一さんの本も読んだ。
もちろんコルトレーンも聴いた。
 マイルスデイビスコルトレーン
 セロニアス・モンクとの共演。"Ruby, My Dear"。
"Soultrane"。
 ヴィレッジ・ヴァンガードでのライブ、とくに「朝日のようにさわやかに」(Softly, As in a morning sunrise)。
 たしかにコルトレーンもいろいろと聞いたなぁ。

 以下、朝日新聞デジタル版(2018年6月9日05時00)から。

 米国のジャズサックス奏者ジョン・コルトレーン(1926〜67)が絶頂期にスタジオ録音した未発表音源が29日にアルバムとして発売される。知られていない自作曲2曲が含まれる。長年行方のわからなかった幻の音源だ。

 63年3月の録音。ピアノのマッコイ・タイナーら「黄金のカルテット」と呼ばれた4人での演奏だ。

 2005年、最初の妻の娘の元にコルトレーンが持ち帰ったらしい予備テープ4本が残っていることがわかり、発売に向け長年調整が続いていた。アルバムには7曲が収録される。

 (西正之)

*1:1986年7月15日