「女性閣僚たった1人、嘆く識者「オッサン政治の復権」」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2018年10月3日07時29分)から。

 今回の内閣改造で任命された閣僚19人のうち、女性は片山さつき地方創生相だけだ。安倍晋三首相は2日の記者会見で「日本は女性活躍がスタートしたばかり」としつつ、片山氏に「2人分、3人分の発信力を持って仕事をしてもらいたい」と期待を寄せた。

 安倍政権では「女性活躍」を掲げた14年に5人を登用。組閣時点の女性閣僚が1人となったのは今回が初めて。

 「驚きを禁じ得ない」と言うのは、谷口真由美・大阪国際大准教授(ジェンダー法)。9月に米国であった国連総会の関連会合にはニュージーランドの女性首相が生後3カ月の長女と出席したことを挙げ「国際的な感覚が欠けている『オッサン政治』の復権だ」と指摘した。「安倍政権はこれまでに『女性活躍』や『国難突破』といったさまざまな宿題を掲げてきたが、結局はどれも積み残してばかりいるように見える」

 (後略)