「荒れた渋谷のハロウィーン 区長は「チーマー」に姿重ね」

 

 以下、朝日新聞デジタル版(2018年11月1日21時23分)から。

 「ハロウィーン」の風物詩となった仮装した人々でごった返す東京・渋谷のスクランブル交差点。今年は10月31日〜1日だけで10人以上が周辺で逮捕され荒れ模様だった。若者はなぜ暴れるのか。

 31日夜、スクランブル交差点近くのセンター街は満員電車のように混み合っていた。周辺では思い思いの仮装をした若者たちが「一緒に写真撮ってもらえませんか?」と声を掛け合い、スマートフォンで撮影していた。

 東京都足立区の大学3年生の女性(21)はバニーガール姿。友人2人と来た。「こんなことができるのってハロウィーンくらいじゃないですか? 撮りまくってインスタグラムにも写真をあげます」

 一方、地面にはたばこの吸い殻やゴミが散乱。柱によじ登ったり、「おっとっと」と言いながら女性のお尻を触ったりする人も。

 「『騒げる』とはき違えている人が多い。年々ひどくなっている」と話すのは、近くの女性用下着店で働く女性だ。31日は閉店時間を繰り上げ、午後6時に店を閉めた。「冷やかしで入ってくる若者も多い」。帰宅の際、仮装した若者に髪を引っ張られたという。

 渋谷の荒れ方は全国的にみても突出しているようだ。

 (後略)

(吉沢英将、河崎優子、丸山ひかり)