「なぜ大谷翔平はメジャーを沸かせるのか」を読んだ

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 ロバート・ホワイティング著「なぜ大谷翔平はメジャーを沸かせるのか」を読んだ。

 ロバート・ホワイティングの書いたものでは"You Gotta Have Wa"(「菊とバット」)を面白く読んだ記憶がある。

 今回題名に惹かれたこととロバート・ホワイティング氏が書かれたことで、迷いなく本書を買い求めた。

 大変面白く読んだのだが、内容はたいへん面白いのだが、題名が少し違うのではないかと思った。本書は訳本になっているので原語はおそらく英語で書かれたものなのだろう。それで原書はあるのかと本書の中で原題を探してみたのだが、とくに記述はなかった。ただ「本書には夕刊フジ掲載コラム「サクラと星条旗」を修正したものが含まれています」とあるから、おそらく編集本なのだろう。

 繰り返しになるが、内容が薄いというわけではない。日米の野球・ベースボール論を土台にしてたいへん充実した内容になっているのだが、「助っ人ガイジン」「野茂」「伊良部」「イチロー」「松井」など、大谷翔平選手以外の記述が充実しているので、大谷翔平選手だけの内容を求めて本書を手に取ると、がっかりしてしまうと思うが、大谷翔平選手までの歴史をよく知らないベースボール門外漢の俺にはたいへん面白かった。