以下、朝日新聞デジタル版(2019年9月4日22時16分)から。
香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官が、大規模なデモの引き金となった「逃亡犯条例」改正案の撤回を表明したことを受け、5年前の民主化デモ「雨傘運動」のリーダーだった民主活動家、黄之鋒(ジョシュア・ウォン)氏と周庭(アグネス・チョウ)氏が4日、自身のツイッターでそれぞれコメントを発表した。
黄氏は撤回表明について、英語で「あまりに小さく、あまりに遅い」と指摘。「この1週間で激しさを増した警察の残酷さが、香港社会に回復できない傷を与えた。人々は林鄭氏の撤回表明が誠実な行動だと信じることができない」などと記した。
周氏も「遅すぎました」などと日本語でつづり、普通選挙の実現などを求めて「これからも戦い続けます」とした。(香港=平井良和)