「山本太郎氏、「原点」福島で街頭に 3時間にわたり熱弁」

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以下、朝日新聞デジタル版(2019/11/16 21:19)から。

 れいわ新選組山本太郎代表は16日、福島県で街頭演説を行った。政治家を志した原点である原発事故があった地で、原発の即時停止や消費税廃止を訴えた。

 JR郡山駅前での街頭演説には、約200人が集まった。大型液晶画面を使ってグラフなどを示しながら聴衆と対話する恒例のスタイルで、約3時間にわたって熱弁をふるった。

 山本氏は2011年の東京電力福島第一原発の事故をきっかけに「脱原発」を訴えるようになり、俳優から政治家に転身した。事故当時について「芸能界にいて『逃げて下さい』としか言えなかった。私の発言で傷つけたことをおわびしたい」と陳謝。そして「原発は国策なので、国は加害者としての役割を果たすべきだ。原発が安全なわけがなく、一刻も早くやめるべきだ」と訴えた。元東京電力社員の蓮池透氏も応援に駆けつけた。

 消費増税をめぐっては、聴衆からの「消費税を廃止すべきだ」との声を受け、山本氏は「今日を生きるためのおにぎりを買うだけで『罰金』を取られるのが消費税だ」と批判。大企業への課税強化や新規国債発行の必要性を訴えた。「国がケチり続けた分野である原発作業員、介護、保育士などを公務員化し、しっかりサポートすべきだ。海外の先進国と比べて、公務員は圧倒的に少ない」とも強調した。

 国の予算を使って開催する「桜を見る会」に安倍晋三首相の地元有権者が多数参加していた問題をめぐっては、「これまで数々の疑惑があったが安倍政権は倒れなかった。政権がひっくり返るほどの情報を手に入れられるかがかぎを握る」と語った。