「新型コロナ会議、新年会で欠席 小泉氏に与党からも苦言」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/2/19 15:54)から。

 小泉進次郎環境相が、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部の会合を欠席し、地元で後援会の新年会に出席していたと指摘された問題で、与野党幹部から19日、批判や苦言が相次いだ。

 小泉氏は18日の衆院予算委員会共産党議員から質問され、自ら「新年会に出席した」と説明することは避けつつも「ご指摘があった通り」と答弁。「危機管理は万全だ」と繰り返した。

 立憲民主党安住淳国会対策委員長は19日午前、国会内で記者団に対し、「普段は歯切れよく、都合の良い話はしゃべっているのに、一番重要な対策会議を抜け出して、笑顔で写真を撮ったり、お酒を飲んだりしている」と小泉氏を批判。「閣僚の責任放棄で進退につながりかねない」として、衆院予算委などで追及を強める考えを示した。

 公明党高木陽介国対委員長も、記者団に「重要な会合はしっかりと取り組んでもらいたい。国民の不安をしっかりと捉えて、払拭(ふっしょく)していくのが政府の最大の仕事だ」と苦言を呈した。

 自民党森山裕国対委員長は「大臣がコロナウイルスの(16日の)会議に何人か欠席されたようだ。(欠席する大臣の)数が多すぎると正直思うので、今後大臣には、大事な会議には自らの出席をいただきたい」と記者団に述べた。

 対策本部の会合は全閣僚が構成員だが、小泉氏が欠席した16日の会合の座席図では、国内外の公務で出張中の茂木敏充外相、河野太郎防衛相、萩生田光一文部科学相衛藤晟一・沖縄北方相や、政務で地元にいた森雅子法相が欠席し、副大臣政務官が代理出席していた。(大久保貴裕)