以下、朝日新聞デジタル版(2020年3月23日 11時27分)から。
新型コロナウイルスの感染拡大で、延期の検討も始まった7月24日開幕予定の東京オリンピック(五輪)開催について、カナダ・オリンピック委員会とパラリンピック委員会は22日夜、「苦渋の決断だが、コロナウイルスのリスクを考えて、2020年夏の大会には選手団を派遣しない」とする声明を発表した。五輪は400人以上、パラリンピックには130~150人の派遣を想定している。カナダ政府も決定を支持しているという。明確に選手団派遣見送りの態度を表明する国・地域は初めて。
22日の国際オリンピック委員会(IOC)の方針発表を受けて、態度を表明した。IOCが中止を否定したことに感謝しつつ、IOCや世界保健機関(WHO)に開催を1年間延期するよう要請し、「これは単にアスリートの健康の問題だけではなく、公衆衛生の問題だ」と訴えている。