「河井夫妻「買収リスト」が局面変えた 検察の執念と自信」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/6/19 21:53)から。

 昨年7月の参院選をめぐり、前法相で衆院議員の河井克行容疑者(57)と妻で参院議員の案里容疑者(46)が公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された事件。捜査の「局面」を変えたのは、あるリストだった。

 「ドンピシャリ!」

 今年3月半ば、広島市内の取調室。河井案里容疑者(46)=公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕=の公設秘書、立道(たてみち)浩被告(54)=同罪で一審有罪判決=に検事がこう言った。

 逮捕後勾留中の立道被告が、毎月の給与とは別に案里議員の夫で前法相の克行容疑者(57)=同容疑で逮捕=から現金30万円を受け取ったと検事に伝えたときだ。その額と受け取った日時が、「合致」したからだという。

 何と合致したのか。

 一連の河井夫妻による買収疑惑の捜査が本格化した後、聴取を受けた議員らの間でこう呼ばれた文書がある。

 「買収リスト」

 (後略)