「小池氏再選、全年代から高い支持 女性の61%が支持 2020東京都知事選挙」

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 以下、朝日新聞デジタル版(2020年7月7日 11時11分)から。

5日投開票された東京都知事選で、次点の候補者に280万票余の差をつけ、現職の小池百合子氏(67)が圧勝した。朝日新聞社が実施した出口調査によると、すべての年代別の得票率で、小池氏が他候補を大きくリードした。投票する際に最も重視したことを「リーダーシップ」「経歴や実績」と答えた人の7割から得票していた。
 調査は5日に60投票所で実施し、2755人から有効回答を得た。
 小池氏への年代別の得票率をみると、70歳以上が65%と最も高く、10代の61%、50代の57%、60代の56%、20代の49%、30代の47%と、すべての年代で支持を受けていた。男女別の得票率では、女性の支持が61%で比較的厚かった。
 元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)は、60代が18%など高齢層の支持が比較的高かったが、30代が12%など若年層で低い傾向となった。れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)は、10代~60代ではそれぞれ13~16%だったが、70歳以上が8%とふるわなかった。
 投票の際に最も重視したことを六つの選択肢から選んでもらったところ、「政策や公約」30%▽「リーダーシップ」25%▽「実務能力」16%▽「経歴や実績」12%▽「クリーンさ」9%▽「支援する政党や団体」3%だった。
 「リーダーシップ」と答えた人の72%、「経歴や実績」と答えた人の70%が小池氏に投票。休業要請などをめぐり、国や他自治体に先んじて対策を打ち出した小池氏の対応が投票行動に結びついた傾向がうかがえる。一方、「クリーンさ」は35%、「支援する政党や団体」は29%と低かった。
 立憲民主、共産、社民3党の支援を受けた宇都宮氏でみると、「支持する政党や団体」が29%、「クリーンさ」が26%と高かった。ただ、「リーダーシップ」は3%にとどまった。山本氏は「政策や公約」が20%と最も多く、「クリーンさ」が19%、「リーダーシップ」14%の順だった。(岡戸佑樹)