「秋元議員へ贈賄認める 観光会社前会長、IR汚職初公判」

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以下、朝日新聞デジタル版(2020/8/26 10:11)から。

 衆院議員の秋元司被告(48)が収賄罪で起訴されたカジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、贈賄罪に問われた観光会社「加森観光」(札幌市)の前会長加森公人被告(77)の初公判が26日、東京地裁であった。加森前会長は「間違いありません」と起訴内容を認めた。弁護人は「犯罪の成立は認めるが、従属的な立場で贈賄の意思は非常に弱かった」と述べた。

 この事件では、秋元議員がIR事業で中国企業に便宜を図る見返りに計約750万円相当の賄賂を受け取ったとして収賄罪に問われている。加森前会長はこの賄賂のうち、秋元議員らの旅行費用を負担したとして贈賄罪で在宅起訴された。

 起訴状によると、加森前会長は2018年2月10~13日、中国企業「500ドットコム」の元顧問ら3人と共謀し、秋元議員の北海道留寿都(るすつ)村への家族旅行の費用計約76万円を負担したとされる。加森観光は当時、「500」社とともに同村でのIR事業を計画。秋元議員はIR担当の内閣府副大臣だったほか、国土交通副大臣として北海道の観光政策を所管していた。

 (後略)

(根津弥)