以下、朝日新聞デジタル版(2020年9月9日 17時09分)から。
合流新党代表選に立候補している立憲民主党の枝野幸男代表は、午後に国民民主党の泉健太政調会長との討論会に臨むのを前に、カジノを含む統合型リゾート(IR)の候補地である横浜港・山下ふ頭を視察した。
枝野氏は視察後、自民党総裁選について記者団に「どなたが総理になるにしても、カジノ付きIRを強引に推進してきた」と指摘。総裁選候補者のうち、横浜市内を選挙区とする菅義偉氏について「官房長官として、ご当地の出身として、進めてきた。この場所の魅力とか、ここにカジノを誘致することの弊害とか、地元の皆さんの思いとか、一番知っているのに、どうして進めるのか。改めて強く疑問を感じた」と語った。
その上で「政治の明確な対立軸の象徴が、このご当地のカジノ問題だ」と続け、野党合流後も政権与党との対立軸にしたい考えを示した。