「感染再拡大「第3波と考えていい」 医師会会長が危機感」

f:id:amamu:20051228113103j:plain

以下、朝日新聞デジタル版(2020/11/11 20:18)から。

 厚生労働省新型コロナウイルス対策を助言する専門家組織(アドバイザリーボード)は11日、11月に入り感染者の増加傾向が全国的に強まっているとし、「このまま放置すれば、さらに急速な感染拡大に至る可能性がある」と危機感を示した。北海道や愛知県、大阪府で特に増えていると分析。日本医師会中川俊男会長は11日、「第3波と考えてもいいのではないか」との見解を示した。

 専門家組織は、各地で歓楽街や会食、職場、外国人コミュニティーなど様々なクラスター(感染者集団)が発生していると分析。感染者数だけでなく、入院者や重症者の数も10月末から上昇に転じ、一部地域では用意された病床の利用率が高まっていると指摘した。医療機関への負荷が過大にならないように、速やかに減少に向かわせる必要があると訴えた。

 厚労省の集計によると、9日までの1週間の陽性者数は前週より1772人多い6674人。37都道府県で前週より増えており、大都市以外の地域でも感染が広がり始めている。

 専門家組織によると、感染者1人が何人に感染させるかを表す実効再生産数は8日時点で1・18。北海道は1・36、東北地方(青森、宮城、福島)は1・38、関東圏(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木)は1・06、中京圏(愛知、岐阜、三重)は1・55、関西圏(大阪、兵庫、京都、奈良)は1・38だった。1超えは感染拡大を示す。

(後略)

(山本恭介、阿部彰芳、姫野直行)