「広島市、最大80万人をPCR検査へ 無料で2月中にも」

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以下、朝日新聞デジタル版(2021年1月15日17時26分)から。

 広島県新型コロナウイルスへの集中対策の一環で、広島市の住民ら希望者に無料のPCR検査をすることを決めた。対象者は最大80万人に上り、2月中には態勢を整える方針。無症状の感染者を早期に見つけ、感染を封じ込めたい考えだ。

 感染者の多い中区、東区、南区、西区の4区に住む住民約60万人と就業者約20万人が対象。県内では現在、広島市内の2カ所を含む計5カ所にPCRセンターを設置しているが、対象は飲食店の利用者らに限定してきた。

 広島市では12月に入って感染が急拡大。朝日新聞のまとめでは、県全体の直近1週間の人口10万人あたりの新規感染者数が24・88人(17日時点)となり、全国で3番目に多くなった。その後、県は市内の飲食店に営業時間の短縮を要請するなど集中的に対策。1月14日時点で10万人あたり15・51人に減少した。ただ県によると、広島市では同25・7人(13日時点)で、ステージ4(爆発的感染拡大)の基準を超えている。

 湯崎英彦知事は14日の記者会見で「感染の急拡大に歯止めはかかったが、広島市では感染者数の高止まりが続いている。(検査は)強制ではなくあくまで任意だが、積極的に受けていただきたい」と述べた。(東谷晃平)