「大阪のコロナ死者1000人突破 1カ月半で倍増 東京に続き」

以下、毎日新聞(2021年2月8日 17時08分(最終更新 2月8日 17時35分))より。

mainichi.jp

 大阪府は8日、新型コロナウイルスに感染した11人の死亡が新たに確認されたと発表した。累計死者数は1009人になり、東京都に続き1000人を突破した。府内で死者が500人を超えたのは2020年12月22日で、わずか1カ月半で倍増した。重症化リスクが高い高齢者への感染拡大が影響し、死者の増加に歯止めがかかっていない。

 府内では20年3月19日、70代男性の死亡が初めて判明した。累計死者数は500人に到達するまで9カ月を要しており、増加のペースは6倍になった。

 「第3波」が始まった20年秋以降、府内の高齢者施設や医療機関ではクラスター(感染者集団)が計172カ所で発生(21年1月31日現在)。高齢者を中心に3921人が感染した。33カ所で684人が陽性になった「第2波」に比べて大幅に増えている。

 こうした要因を背景に死者数が急増し、12月22日に累計死者数が500人を突破した。1月は全国最多の347人の死亡が確認され、月別死者数は3カ月連続で過去最多を更新する。

 1月下旬からは新規感染者数が減少するが、7日現在の重症者数は149人で依然として高止まりが続いており、2月の死者数も既に70人を超えている。

 一方、東京都の累計死者数は6日に1000人を超えた。【石川将来】