以下、デイリースポーツ(2021/02/24)より。
山口二郎法政大学教授が24日、ツイッターに新規投稿。菅義偉首相の長男・正剛氏が勤める放送事業会社「東北新社」から総務審議官時代の2019年に接待を受けていた山田真貴子・内閣広報官が「責任を痛感している」などと語ったと、加藤勝信官房長官が記者会見で明かしたことを受け、「責任は行為で示すべき」と詳細の説明責任を求めた。
官邸の聞き取りに「責任を痛感」とした山田氏に対し、山口氏は「責任を痛感するというなら、自分が総務省情報流通行政局長在任中になぜ囲碁将棋チャンネルだけハイビジョン化を免除して放送事業を続けることを許したのか、説明してほしい。責任は行為で示すべき」と訴えた。
さらに、山田氏が1カ月分給与の10分の6を自主返納し、約7万4千円とされる飲食代を東北新社側に返金することを加藤勝信官房長官に伝えたという報道を受け、山口氏は「費用負担の問題に矮小化してはならない。山田氏が総務省情報流通行政局長時代に何をしたのか、説明することが本筋」と指摘。金銭面の問題ではなく、公務員としてのあり方を問うた。
山田氏は現時点で、広報官の職は続ける意向だという。