以下、Full-Count(2021.05.04)より。
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地のレイズ戦で「2番・指名打者」で先発出場した。前日に右肘付近に死球を受けた影響で先発登板を回避。初回の第1打席で足を生かした中前二塁打を放つと、6回の第3打席では3試合ぶりの9号2ラン。6試合ぶり今季8度目のマルチ安打をマークした。4打数2安打2打点で打率.272。チームは3-7で2連敗し、借金1となった。
剛腕・グラスノーからの豪快弾は4点を追う6回無死一塁だ。甘く入ったスライダーを完璧に捉えた。中越えへ5月初本塁打。飛距離427フィート(約130.1メートル)、打球速度110マイル(約177キロ)、角度34度。打った瞬間に本塁打と分かる一発だった。
初回1死では内野シフトで遊撃付近を守る三塁・ブロッソーを強襲。グラブを弾いたボールが中堅・キアマイアーの前を転がる間に一気に二塁を陥れた。これが3試合12打席ぶりの安打。直後のトラウトの打席で三盗を試みて失敗したものの、本拠地をドッと沸かせた。
前日2日(同3日)の敵地・マリナーズ戦の初回、右肘付近に150キロのフォーシームを受けた。マドン監督はこの日のオンライン会見に応じ、「痛みがかなりあるので彼は登板できない。右肘に死球を受けたまさに翌日に彼をマウンドに上げることは、私としては適切なことではないと思った」と登板回避の理由を語っていた。
試合前には外野フェンス沿いでの壁当てやキャッチボールを行った。次回登板は未定となっているものの、バットで大活躍。右肘死球の影響を感じさせない打撃だった。(Full-Count編集部)