明日、ニュージーランドに向けて成田を立つ。
今回の目的地は、マオリ語でキリキリロア(Kirikiriroa)と呼ばれているハミルトン(Hamilton)である。日本からニュージーランドへの直行便といえば、北島ではなんといってもオークランド(Auckland)、南島ならクライストチャーチ(Christchurch)になる。とりわけオークランドは、ニュージーランドでは最大の都市。ニュージーランドの全人口の約三分の一が、オークランドに住んでいると言われている。ニュージーランド人にとっても、オークランドは忙しすぎて嫌だという人も少なくない。人口は多いし、交通渋滞問題も解消されてはいないが、一番便利な都市であることも間違いない。ハミルトンは、このオークランドから車で2時間ほど南下したところにあり、内陸部の街としては、ニュージーランド最大の街と言われている。
このハミルトンに、今回、9ヶ月ほど滞在する。これは短期の旅行というより、ちょっと住んでみましたという期間だろう。ニュージーランドの市民がどのような生活をしているのか、垣間見ることのできる期間だ。そうした目線で滞在記を書くことにしたい。
