Vocabulary
www.youtube.com スコットランドに行ったことはないけれど、Talking Heads の David Byrne がスコットランド系アメリカ人であるというように、少しばかり洋楽を知れば、ときにスコットランドに遭遇する。短期間でも、アメリカ合州国やアオテアロア・ニュージ…
www.youtube.com "You Send Me"(1957)という唄を初めて歌ったのは、もちろんSam Cooke である。 年代的にリアルタイムで聞いたはずもないが、"You Send Me"という唄を俺が初めて知ったのは Nicolette Larson のヴァージョンで1980年代初頭のことだった。 か…
MLBはポストシーズンを迎えているが、大谷翔平投手がいないので、ほとんど見ていないのだが、たまたまアメリカン=リーグ地区シリーズ(ALDS)の第2戦を見た。 Pablo Lopezが、ミネソタ=ツインズの先発投手をつとめ、100球以上を投げて7回まで無失点と好投し…
英語を学ぶ際の観点として、学ぶ際の方法論として、スピードというものが大切であると感じてきた*1。 英語学習におけるスピードがいかに重要かという話をするときには、言語活動学習と言語学習の区別と連関の理解が前提となる*2 もうひとつ、自覚しておかな…
以下、朝日新聞デジタル版(2020年7月7日 21時00分)から。 黒人を指す英語の「ブラック」について、1文字目を小文字のblackではなく、大文字のBlackとする動きが米メディアで広がっている。白人警官が黒人男性を死なせた事件を機に米国で広がる人種差別を見…
映画「主戦場」(2019)を観てきた。 ジャーナリスト魂に溢れた作品だった。 人々の「意見」を「材料」にして、意見を述べる人たちそのものを「事実」として、編集(編集権)で、結果的に、観客に判断材料を与えるという見事な手法に思えた。 編集には、かなり細…
"He's a blowhard." (「奴はおしゃべりな自慢屋だ」) 歴史家のマーク・アップデグローブ(Mark Updegrove)が、自らの書き下ろしの本のためのインタビューで、ジョージHWブッシュ第41代大統領がトランプ大統領のことを"blowhard"(「おしゃべりな自慢屋」…
アナログデータのデジタル化については、すでに書いたけれど、John Steinbeckの"Travels with Charlie"もiTunesとiPodに入れてみた。私の書棚には、結構、こうしたAudio Bookがある。 それで、この"Travels with Charlie"だが1962年の出版で、スタインベック…
クリスマスの季節、街はイルミネーションで飾られている。 商業主義的なイルミネーションのみならず、最近では、住居のイルミネーションがすごい。 AsahiのWeekend Beat/ LIFESTYLE & MOREで、住居のイルミネーションの記事が載っていた。個人の趣味といえば…
昨日、ボブ・ディランのことを書いたので、今日もボブ・ディラン関連のコトバの問題について書く。 「英語フレーズ4000」の素晴らしさはすでに紹介した。 この中に、”You can’t have your cake and eat it too””というフレーズがある。まずは、その解説を引…
スポーツを報道していたCNNをたまたま見ていたら、サッカーのニュースで、equalizerと言っていた。すぐに「同点」という意味はわかったけれど、恥ずかしながらスポーツ用語のequalizerは意識したことがなかった。スポーツ全般をあまり見ないので仕方がないの…
「英語フレーズ4000」をいま読んでいるところだが、学ぶところがすこぶる多い。 このブログで以前紹介したWhen the going gets tough, the tough get goingも次のように解説が載っている。 When the going gets tough, the tough get going 「状況が厳しくな…
Tapestry いま「英語フレーズ4000」を読んでいるところなのだが、今日もそうした絶望的な気持ちにさせられたフレーズのひとつを紹介しておこう。 それは、feel the earth moveというフレーズだ。 このfeel the earth moveが用いられている"Did you feel the …
”Car Talk” 長年英語教師をやってきたから "Get out." が「出てけ」の意味であることは当然知っている。 けれども、"Get out !" に「うそ」「まさか」「信じられない」のニュアンス*1があるとは知らなかった。 (ええ、本当なの) これを知ったとき、まさに…
「英語フレーズ4000」という本を最近入手し、読み始めている。 この本の冒頭から、英語として聞いたことがあっても、日本語の解説を読んで、意味が明確に確定するフレーズも多いし、恥ずかしながら、よく知らないフレーズもたくさん出てくる。 How do you li…
名詞における英語の「数意識」については、前にも書いたことがあるのだけれど、最近よく聞くようにしているNPRのCar Talkを聞いていたら、「車の名前で複数の名前がついているものを三つ上げてみて」というクイズ(the Puzzler)があった。 たとえば2007年のク…
IHTでコラムを書いているウィリアム・サファイア(William Safire)というコラムニストは、その昔ニクソン大統領のライターとして、また保守派の論客として有名であり、彼の書くものを読んでいる暇はなかなか持てないのだが、Languageというコラムは時々読んで…
これは英語に限らないことだが、易しいコトバでも深い内容をあらわすことが、コトバの世界には少なくない。 コトバには、直接的で狭い意味とそこから派生した間接的で広義の意味とがあり、いわば多重構造になっているからやっかいで、またそこが面白かったり…
ワールドシリーズが始まる前のIHTに、"David and Goliath"という表現があった。これは、聖書のダビデとゴリアテからの表現で、力の劣る勝ち目のない者(ダビデ)が強大な相手(ゴリアテ)と戦い勝利するときの例えである。 ボストンレッドソックスが、その例…
簡単なコトバの組み合わせでも、ああそういう風に使うのかというフレーズがあって困る。 英語の教師をやっていても、悲しいことに、こうしたものがいつになっても無くならない。まぁ結局のところ力がないということなのだけれど。 最近は、iPodで”Car Talk”…
これはこれまで何度も書いていることだけれど、「慰安婦」(comfort women)というコトバと「性奴隷」(sex slaves)というコトバとでは、意味的にえらい違いがある。だから、ある者が、「慰安婦」(comfort women)というコトバを使用したとしても、それは事実と…
School of Rock 映画"School of Rock"の中で、bee’s kneesというコトバが出てきた。 「とびきり良いもの」「ベスト」という意味の口語のbee’s kneesは、恥ずかしながら私には馴染みがなかった。 "He thinks he is the bee’s knees when it comes to fashion.…
ヤナギサワをヤナジサワと放送で聞いた直後、今度は安倍首相のことをアベではなくエイブと発音しているアナウンサーに出くわした。 これは単語をどう発音するかというフォニックスの常識なのだが、読まない字、黙字の-eが末尾に着くと、その前の母音がアルフ…
柳沢厚生労働大臣の「女性は子どもを産む機械」発言が問題になっているが、英語の放送を聞いていたら、ヤナギサワと発音することを知らないアナウンサーがヤナギサワではなくヤナジサワと発音していた。 外国人の名前の発音はとてもむずかしい。日本語名の発…
中田英寿氏の旅の番組を観ていて、突然、ノブレスオブリージュ(noblesse oblige)というコトバを思い出した。これは、高い地位と影響力を持つ者にはそれ相応の役割と義務があり、その責任を全うする気概を持たねばならないということだと思うけれど、自信がな…
このところ「言語」指導と「言語活動」指導の話をしているのだが、言語指導と言語活動指導とは、下手な例え話でいうと、自動車のメカニズムと実地の運転のようなところがあるかもしれない。 よく知られているように、文法や語彙指導の研鑽を積んでも、それだ…
イラク関連の放送を聞いていて感じることは、イラクへの行為について述べる際には「侵略」(invasion)という語彙を明確に用いていることだ。 現実の実態はともかくとして、このinvasionは、「征服を目的とした武力による侵入」ということであって、たとえば「…
月曜日にイーサン・ケイニン(Ethan Canin)の原作で、ケビン・クライン(Kevin Kline)主演の「卒業の朝 [DVD]」(The Emperor’s Club)という映画をケーブルテレビで観た。 俳優のケビン・クラインが教師という存在を正確にとらえて素晴らしい演技をしていた。 …
アメリカ合州国では、大腸菌に汚染されたほうれん草による死者が9月に拡大した。 9月7日にウィスコンシンの女性が死亡し、さらに9月20日、アイダホの二歳児が死亡して二番目の犠牲者となった。 大腸菌のことは、英語でE.coliという。
「みだらなことをする」という意味のmolestは、「乱暴する」というrapeの婉曲語としても用いられるが、CNN News Updateで、Mark Foleyの事件でも、ペンシルバニアのアーミッシュの町で起こった学校女子襲撃事件でも、受身でwas molestedと使われているのを聞…