English Language

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」を読んだら俺もまたアイラ島のシングルモルトが飲みたくなった

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」(2002) おいらの仲間には大の酒好きもいて、そうした仲間とおいらも学生時代より大酒を飲んできた。中でも、親友の一人が大の日本酒とウィスキー好きで、そいつの行きつけの東京のバーでは、高級ウィスキーのボ…

YouTube のおかげで、アクセントの強いいろいろなイギリス英語を聞くことができる

中学・高校生の頃より、フォークやポップス・ロックなど、アメリカ音楽に興味をもち*1、私大付属高でかけだし英語教師となって、イギリスかアメリカに研修に行ける機会を得たときも、自分は躊躇なくアメリカ合州国の西海岸で歩けそうな街・サンフランシスコ…

マーク・ピーターセン「心にとどく英語」を読んだ

「心にとどく英語」(1999年) 岩波新書の「日本人の英語」(1988年)を一読して、マーク・ピーターセン氏のものは読みたいと思い、いま以下の新書が本棚にある。 「日本人の英語」(岩波新書)(1988年) 「続・日本人の英語」(岩波新書)(1990年) 「心にとど…

英語版「貧困なる精神」(本多勝一)を読み始めた

The Impoverished Spirit in Contemporary Japan : Selected Essays of Honda Katsuichi(1993) 本棚の整理中なのだが、未読の本が本棚にそれなりにあって、いくつか読み始めたものがある。 "The Impoverished Spirit in Contemporary Japan" もそうした一冊…

苗字を用いたバンド名か個人名を用いたバンド名か ーCrosby, Stills, Nash and Young と Peter, Paul and Mary ー

The Penguin Dictionary of Surnames (1967) 苗字について、いくつか記事を書いてきた。 材料が昔のバンドで申し訳ないが、今回は、苗字をつかったバンド名と、個人名をつかったバンド名を考えてみる。 Crosby, Stills, Nash & Young のライブアルバム"4 Way…

John Lennon と Elton John ーなぜ個人名のジョンが姓としても使われるのかー

ミュージシャンのジョン・レノン(John Lennon) と エルトン・ジョン(Elton John)。 単に名前として受け取っているだけなので、疑問に感じることはまずないと思うが、なぜ、ジョン(John) という名前が、 個人名(first name)にも、姓(surname) にも使われるの…

はじめて DeepL と Bingチャット をつかってみた

雑誌では、ChatGPTなどAIの特集が眼につくようになってきています。 不勉強でChatGPTはまだ試したことはないのですが、最近の自動翻訳の精度は60%や70%のでき具合だと聞いたので、数日前にDeepLなるものを初めて使ってみたら、驚いた。まさに一瞬にして、日…

そもそも日本の外国語教育として、全ての中学生に英語スピーキング「テスト」は必要なのか

都立高校の入試に使われるという英語スピーキングアチーブメントテストが明日実施される*1。 第一に、この英語スピーキングテストは、入試としての瑕疵が多く、入試として使いものにならないという意味で、入試に使うことは適切ではない。 当然なことに批判…

大谷翔平、一試合8打点(自己ベスト)の翌日に一試合13奪三振(自己ベスト)という歴史的快挙

昨年アメリカンリーグのMVPに輝いた大谷翔平選手。 今シーズンもその活躍は続いているが、今週、連日二日間で、8打点を果たした翌日に先発投手として13奪三振を実現という快挙を果たし、またMLBのあらたな歴史をつくった。 二日間の試合とは、次のとおり。 …

「大谷翔平選手を「英語が話せないのは良くない」と持論展開。米コメンテーターが失言だったと謝罪」

以下、ハフポスト日本版(2021年07月13日 11時59分 JST | 更新 18分前)より。www.msn.com Satoko Yasuda 安田 聡子ナンバーワンである大谷翔平選手が英語を話せないのは良くない――という趣旨の発言したコメンテーターが、謝罪した。発言をしたのはスポーツ専…

「大谷選手は英語を話すべきか、米スポーツ界で激論勃発」

以下、Forbes JAPAN(7/13(火) 11:00)より。www.msn.com Tommy Beer米スポーツ局ESPNの著名アナリストのスティーブン・A・スミスは7月12日、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が英語の通訳を介してメディアと話すことを好むことは、「ゲームに悪い影響…

'I had always dreamed of owing a Ferrari.'(会話)の過去完了のニュアンス

英文法の重要項目として知られている過去完了は、過去の時間の中のある一点(時期・時間)を基軸にして、その時点までのことを叙述すると説明されるだろう。 過去完了の前に習うと思われる現在完了は、その時間的基軸は現在が機軸となる。少し機械的だが、現在…

「黒人の表記、「Black」に 米で拡大、敬意示す意味」

以下、朝日新聞デジタル版(2020年7月7日 21時00分)から。 黒人を指す英語の「ブラック」について、1文字目を小文字のblackではなく、大文字のBlackとする動きが米メディアで広がっている。白人警官が黒人男性を死なせた事件を機に米国で広がる人種差別を見…

wiretappingは、「盗聴」

新聞の1コマ漫画で、「我々は運がいい。メディアの関心が、盗聴から宗教風刺漫画の危険性に移ったから」(“We’re in luck. The media have shifted from wiretapping to the dangers of religious cartooning.”)というのが、13日のIHTに載っていた。 wiretap…

ユッスー・ンドゥールの自前のイギリス語が好きだ

ユッスーの素晴らしいアルバムJokoでは、This Dreamなど、Shaking the Tree以来のピーター=ゲイブリエル(Peter Gabriel)との競演もある。 ユッスーは、ウォロフ語以外に、少なくともフランス語、イギリス語を話す。 イギリス語は母語ではなく、おそらく後天…

英語、英語というけれど、内容がないと話題についていけない

このキーウィーの女性は、結構なインテリで、世界のあちこちから来た観光客に何語を話すのか聞いたりしている。 私は、マオリ語を学んでいることも話し、ニュージーランドでは、イギリス語が公用語になっているけれど、マオリ語は、ようやく公用語になったは…

文法についての課題と私の答え

文法とは何か。外国語を学ぶのに文法って必要なのか。仮に必要だとして、どのレベルの学習者に、どの程度、教える必要があるのか。そんなテーマが一週間前に応用言語学の宿題として与えられた。 バス停でバスを待つ間にメモ書きして、自室に帰って、いきなり…

「日本語に主語はいらない」を読んだ

日本語に主語はいらない (2002) 「日本語に主語はいらない」金谷武洋(2002)を読んだ。 日本語では、「私はあなたを愛しています」はいわゆる翻訳調となり、「好きだよ」のほうが、日本語らしく、また自立している。ということで英語やフランス語では、人称代…

「「英国」神話の解体」大石俊一 (1994)を読んだ

「英国」神話の解体 (1994) 「「英国」神話の解体」大石俊一 (1994)を読んだ。

「英単語「比較」学習帳」を読んだ

英単語「比較」学習帳(2000年) 日本語の語彙体系と英語の語彙体系が異なることは言うまでもないが、言語系統的に、日本語と英語との親族関係がないために、英語を日本語で理解しても、語彙的に、そして文化的に、英語を使いこなすことはむずかしい。 初級学…

「日中英語戦争 武士道英語 vs. カンフー英語」を読んだ

「日中英語戦争」(2002) 英語道では、ペラペラ、美しくしゃべること(これは英語術)を目的とはしない。もしペラペラしゃべることができれば、日本的な心情を多分に犠牲にしているからだ。かっこよく英語が話せることが英語術のゴールなら、海外で生まれ育つ…

「英語が第二の国語になるってホント!?」を読んだ

英語が第二の国語になるってホント!?(2000) 國弘正雄氏による対談。対談相手は、船橋洋一氏、加藤周一氏、グレゴリー・クラーク氏、鈴木孝夫氏、高円宮憲仁親王、千田潤一氏、深見東州氏。 個人的に一番面白かったのが、グレゴリー・クラーク氏。 英語とい…

「発想の英文法」

「発想の英文法」(1993) 田中茂範著「発想の英文法」。 それなりに英語を学んできたものは、統語論というのか、語と語のつながり方、そして語句のかたまりを意識してきているはずだ。 たとえば、副詞句。理由を述べる副詞句などもあるが、たとえば、in 1948…

「ポカリスエット」や「クリープ」はネーミングとしてはどうなんだろうか

ポカリスエット 職場で成人病検診があり、授業の合間に成人病検診を受ける。 たまたま外国人講師のB氏が同じ時間帯の受診で待ち時間がいっしょだったので雑談する。この前の話の続きで、日本語の英語で可笑しなものを尋ねると、ポカリスエット、ドライビー…

「級から段へ」松本道弘(1988) を読んだ

「級から段へ」松本道弘(1988)を読んだ。 「英語の学習法においても、長期的な視点から戦略を立てる日本人がほとんどいない」と著者自身が書いているように、英語学習を続けることが長期的にみてどうなっていくのか、いわゆる見通し路線が、全体像や構図がど…

「地球時代の人類学」を読んだ

「地球時代の人類学」(1978) 梅棹忠夫「地球時代の人類学」を読んだ。 大来氏との対談「ポスト・アポロ'70年代のグローバリズム」で面白いかったのは、「日本語はどうしても世界的に通用しないから、骨が折れるけれども、脱国知識人は、英語なり、フランス語…

「武器としてのことば」鈴木孝夫(1985)を購入した

「武器としてのことば」鈴木孝夫 (1985) 「武器としてのことば」鈴木孝夫(1985)を購入した。

坂下昇「現代米語慣用句コーパス辞典」を購入した

「現代米語慣用句コーパス辞典」(1984) 坂下昇「現代米語慣用句コーパス辞典」を購入した。

坂下昇「現代米語コーパス辞典」を購入した

「現代米語コーパス辞典」(1983) 坂下昇「現代米語コーパス辞典」を購入した。 aberration, abominable, abrasive, Benedict Arnold, ...Zeitgeist。 勉強になる。

「最新英語情報辞典」(小学館)を買った

「最新英語情報辞典」(1983) 堀内克明・高田正純・Stuart B. Flexner「最新英語情報辞典」(小学館)を買った。