NZ&AU旅

オセアニアの旅をふりかえりながら、オークランド空港を離れ日本に向かう

今回の旅で私は行く先々でいろいろと考え、またいろいろな人と話してきたのだが、こうした方がいいよという不思議な縁や予言のようなものを感じることが少なくなかった。昨日のタクシーの運転手の話といい、今の大学教育に関するテレビ報道もそうである。 空…

日本の大学のあり方についても少し考えた

日本の場合、グローバル化と称して、英語、英語と騒いでいるが、それは植民地根性とどこが違うのか。ローカルに徹底的に徹した結果、それがグローバルにも通じるという視点がより重要なのではないか。言語の問題でいえば、国内では、まず日本語を重視する。…

ニュージーランドの大学の評価

朝、オークランド空港近くのモーテルのテレビをつけていると、ニュージーランドの大学に関する報道をやっている。ニュージーランドは、先住民族の問題を除いて、ヨーロッパ的な視点だけで見るならば、イギリスやアイルランド、フランスとヨーロッパの移民か…

空港近くのモーテルからオークランド市内へ

ここで夕食をしても元気も出ない。タクシーで呼んでオークランドへ行こうと思い、ロンリープラネットガイドに書いてあるオークランドで一番大きなタクシー会社に電話をしてみた。人間の声が出るかと思いきや、オークランドのタクシーは、コンピュータ制御ら…

オークランドでの宿を決める

オークランド空港のインフォメーションの女性たちはマオリ系の人たちだった。壁にモーテルの一覧表があるから、いいと思うところに電話をしたらどうかという。結局は彼女たちが電話してくれて宿を決める。エアーポートシルバーポイント(Airport Silverpoint …

オセアニアは申告にうるさい

オークランド空港に着いた際に、申告書でハイキング後の泥のついた靴があることを申告した。別の通路に通されて、その靴を押収された。あとで受け取った私の靴は、きれいに洗浄され、ビニール袋に入れられていた。 オークランド空港にMAFの無料パンフレット…

運転手とあれこれ話をする

運転手一人、客一人だから、「オーストラリア全土観光ツアー」(Allstate Scenic Tours)のこの運転手と話をしながら、これから2時間のドライブになるわけだ。彼はシドニー出身だがブリズベンが好きだという。バスのアナウンスのときには、聞きづらかった彼の…

残念ながら、もうオライリーを去らないといけない

短い時間だったが、私はオライリーでの滞在を心の底から楽しんだ。けれども、もうラミントンを去らないといけない日になってしまった。荷づくりを済ませ、レセプションでチェックアウトを済ませる。 プライベートのシャトルは、165ドルもする。オライリーの…

大救出劇のスライドショーを見る

オライリーのスライドショーは、「オライリーゲストハウスの歴史とスティンソン物語」(The History of O’Reilly’s Guesthouse and the Stinson Story)と題した例の大救出劇の話であった。ゲストハウスの歴史がいかに苦労の連続だったか、またスティンソンの…

メルボルン出身の夫婦と夕食を共にする

資料室で、ロンとバーバラにまた再会した。一緒に食事を取らないかと誘われる。これは嬉しい申し出だ。 食事をしながら、教師どうしでもあるので、いろいろな話題を話し合った。前にも書いたように、ロンは体育の教師だったが、教師として仕事をしながら、メ…

オライリーゲストハウスからの夕陽は感嘆すべきほど素晴らしい

熱帯雨林の地面は湿っているので、靴に泥がかなりついた。部屋の前の外で、全部きれいにはおとせないが、靴の泥をはたいて落とす。 明日はブリズベン空港からオークランドだ。Mt.Warningなどの山々の景色が名残惜しい。外にある眺望デッキで山々の景色を眺め…

トゥールナ川周回散策に参加する

朝食を済ませて、9時から、18キロ、6時間のコースであるトゥールナ川周回散策(Toolona Creek Circuit)というのに参加してみたいと思った。ブーメランのアクティビティや4WDのツアーもあるが、ランチを食べてからの後半は滝がたくさん見えるというので、私…

野鳥観察しながらの朝の散歩

オライリーの二日目のアクティビティは、6時45分からのBird Walk。これは野鳥観察をしながらの散歩である。オライリーの朝は高原の涼しさをもう少し寒くした感じで肌寒い。ガイド役は、昨夜同様、ティム=ライリー氏だった。参加者は15名ほど。 まず、オライ…

日本をなんとかしないといけない

私には、一生懸命活動している日本の仲間がいて、歴史やら地域史やら、いろいろと研究をしているが、私の仲間は、日本ではごくごく少数派。大体、疎んじられている。私の仲間の主張は大体受け入れられていない。実に、日本は「いじめ」社会ではないのか。し…

オセアニアでの議論のレベルは高い

土ボタルツアーから帰ると、「日本人ですか、日本の自衛隊で知り合いはいますか」と、玄関先で、少し大柄のオーストラリア人に聞かれた。「とくに、いませんけど」と答えると、彼は退役軍人で、分厚い日本の防衛白書を読んだことがあるが、きわめて興味深か…

夜のアクティビティ、土ボタル観察に参加する

オライリーの第一日目はまだ終わらない。夜のアクティビティで、今夜は土ボタルを見に行くのである。バスに乗り込むと、「土ボタルを見るのはむずかしくありません。年々、土ボタルを見るまでの時間が短くなっています」と、ユーモラスにティム=オライリー…

オライリーゲストハウスを有名にした武勇伝

この事件は、シドニーを出発したスティンソン機が国立公園内に墜落し、行方不明になったことから始まったのだが、この行方不明者をオライリーが単独、捜索にのりだし、墜落機を発見して、二名の生存者を奇跡的に救出したという。いわば大救出劇の英雄物語な…

山の中での食事はおいしいけれど、一人旅はいろいろと言い訳をしないといけない

部屋に戻って、ベランダから遠く青く透き通った山々を見た後で、シャワーを浴びる。オライリーゲストハウスの夕食は6時からになる。レインフォレストルームというバーは、夕方5時から6時30分までカクテルハッピーアワーというのもあるけれど、今日はパスして…

メルボルン出身の夫婦と知り合いになる

ロン(仮名)とバーバラ(仮名)いう名の夫婦にウォーキングの森林浴で知り合いになった。ウォーキングを終えると、バスに乗ってゲストハウスにまで戻る。忙しいアクティビティのあとは、4時のティータイムが待っている。この夫妻と同席することになり、ラミン…

願い事の木を見に行くアクティビティに参加する

着いて早々だが、早速、2時からのWishing Treeを見に行く森林浴のアクティビティの予約を入れる。Wishing Treeとは、「願い事の木」とか「祈りの木」ほどの意味だろう。12時30分から2時までが昼飯らしいが、時計を見ると、1時20分だ。あわてて、昼飯を済ませ…

オライリーゲストハウスに到着する

ラミントン国立公園のオライリーゲストハウスに着くと、受付で、宿のルールが説明され、実際に館内を案内してもらう。クレジットカードをチェックするだけで、全部済んでから清算するシステム。一泊195ドルで、全部込みの値段である。全部込みというのは、宿…

ラミントン国立公園をめざす

荷造りをすませ、用事を済ますために、町に出る。 ATMで金をおろし、セブンイレブンで本物のジュースを買ったついでに、プラスチックのフォークをもらって、ジョージスクウェアのベンチで昨日のチャーハンの残りを食べる。プラスチック製の弁当箱に昨日のチ…

ブリズベンとは明日の朝でお別れである

帰りはタクシーで帰ると、6ドルとちょっとかかった。インドから来て10年になるという運転手。インド料理店でおいしいところはと聞けば、彼の意見では、パンジャブ料理店だという。なんでも25ドルくらいで充分食べられるらしい。今日の中華の値段は35ドル!白…

今夜はフォーティチュードバレーで中華の夕飯

今日は、前に歩いて行ってみたフォーティチュードバレーに電車で行くことにした。初めて電車に乗ってみたのだが、パレスから一駅なので、2.70ドル。駅員に聞くと3番線、4番線ならどれでも行くということ。電車にのって、「次はブランズウィック(Brunswick)…

私の大学院選びの風は、ハミルトンに向かって吹いているようだ

昼飯後、インターネットカフェに来てメールチェックをするが、UQの教授からの返事はまだない。が、ワイカト大学(The University of Waikato)の教授のパートナーからはすでに返事が来ている。私のメールを旦那さんに転送してくれたらしい。ワイカト大学の方…

暑いブリズベンは、のんびりとだらだら過ごすのが正しい

今日の昼飯は、フードコートで、中華にした。小さい皿と少し大き目の皿があって、小さい奴は8.5ドル。大きい奴で9.5ドル。それで、焼きそばやブタ肉や鳥肉や牛肉を野菜といっしょに炒めたものなどが10数種類おいてあり、好き勝手に取るというもの。必ず「飲…

メールを待ちながら、今回の私の大学院選びをふりかえってみた

今日は月曜日。ブルーマンデーということで、働く人にとっては憂鬱な曜日であるが、私の方は働くということをすでに忘れてしまった。本音を言うと、こうした旅も、自分にとって大いに勉強になるので、私にとっては仕事であると思っている。それに自分で選ん…

今日一日、本当に暑かった

今日一日は本当に暑かった。ブリズベンは思ったよりも、暑い。部屋に戻って、休みながら天井をみると、照明の丸い電気ガサの周りに大衆浴場にあるような扇風機の大きな羽が3枚ついている。たしかにこのパレスに真夏にいたら暑くて扇風機くらいは必要だろう…

車がないけれど、とにかく歩き始めた

迷いもあったけれど、せっかくここまで来たのである。一番近いベルバードグローブ(Bellbird Grove)のコースをめざして、私は歩き始めることにした。 ブリズベンは暑い。汗だらだらで、車がたまにものすごいスピードで通る舗装道路を歩く。水の量が足りるのか…

フォレストパークを楽しむには、車がないとダメらしい

フォレストパークのインフォメーションセンターに行ってコースの相談をすると、車で来たのかと聞かれた。いや、バスで来たんだがというと、それは難儀だと言われてしまった。なんでと聞くと、歩けるところまでは車で行かないとウォーキングを楽しめないらし…