オライリーゲストハウスを有名にした武勇伝

 この事件は、シドニーを出発したスティンソン機が国立公園内に墜落し、行方不明になったことから始まったのだが、この行方不明者をオライリーが単独、捜索にのりだし、墜落機を発見して、二名の生存者を奇跡的に救出したという。いわば大救出劇の英雄物語なのである。この生存者もなんと墜落後10日間もの長い間、熱帯雨林の中で生きていたというのだから、凄い話である。当時のこうした写真や新聞記事、模型などを、この部屋で見ることができる。それにしても、このラミントン国立公園は、200キロ四方もあり、当時熱帯雨林内に道という道はなかったので、捜索だって奇跡的といえる。それに、発見後だって大変だ。そんな原生林の中だから、連絡のしようがない!10日間もの間、生存していたというのも、レインフォレストの威力と言えよう。熱帯雨林には水がある。また野鳥がたくさんいるので、野鳥が食べている木の実などを生存者は食べていたらしい。当時の新聞を資料室で読める幸せを私は噛み締めていたのだが、このオライリーの大救出劇については、明日の夜のアクティビティでスライドショーがあるようだ。アイリッシュのことだから、この「自慢話」は長くなるに違いない。