2024-01-01から1年間の記事一覧

Van Morrison の "And It Stoned Me" (1970)

Moondance (1970) ヴァン・モリソン(Van Morrison) の アルバム"Moondance"(1970)からのオープニング曲、「そして、心にしみた」("It Stoned Me")。 www.youtube.com 歌詞は以下を参照のこと。 genius.com 以下は拙訳。 いなかの祭りの場所から半マイルほど…

Van Morrison の "Caravan"(1970)

Moondance (1970) ヴァン・モリソン(Van Morrison) の アルバム"Moondance"(1970)からの一曲、「キャラバン」("Caravan")。 タイトルの "Caravan" とは、生活しながら移動のできる、現代であれば、キャンピングカーやトレイラーのイメージなのだろう。 もち…

機械翻訳と英語学習、ChatGPTをつかった翻訳術を紹介する本を読んだ

AI・機械翻訳と英語学習 教育実践から見えてきた未来 ChatGPT翻訳術 新AI時代の超英語スキルブック すでに二カ月ほど前の話になるが、機械翻訳やChatGPTにたいする興味から、以下の書物を読んでみた。 (1)「AI・機械翻訳と英語学習 教育実践から見えてき…

ステルス作戦なんかに騙されない、本質をつかめる観察力を 教育的社会を 市民と野党の共闘を

東京都知事選についてのわたしの素人予測は、小池百合子氏に蓮舫氏が猛追。その差10ポイントから、さらに僅差で、いずれにしても小池百合子氏と蓮舫氏の争いで勝敗が決まる。小池氏か蓮舫氏のいずれかが都知事に当選して、石丸氏は第三位と予測していた。希…

東京都知事選・選挙結果から見えてきたもの ―「市民と野党の共闘」を整えよ―

投票率60.62%で、小池百合子氏が、291万票(42.77%)。石丸伸二氏が、165万票(24.30%)。蓮舫氏が、128万票(18.81%)。 東京都知事選は、小池百合子氏の圧勝に終わった。 また石丸伸二氏が大健闘し、二位に躍り出て、蓮舫氏は三位にとどまるという、市民と野党…

今日はアメリカ独立革命記念日 ー東京都民は都知事選の投票に行こうー

芝田進午「人間の権利」(1977年) 今日は、アメリカ革命の独立記念日。 おりしも7月7日に東京都知事選挙がある。 アメリカ独立は、アメリカ革命と呼ぶべきものであり、アメリカ革命は、歴史的限界は当然ありながらも、ラディカルな市民革命であったことは間…

反自民・非小池都政を! 小池百合子氏の三選を許してはならない!

いよいよ東京都知事選。 まず、指摘しなければならない点は、現職の小池百合子都知事の評価についてである。 日本語では「ウソでしょう」は「冗談でしょう」(You must be joking/kidding.)の意味で使われることも多く、「ウソつき」が軽い意味で使われること…

着かず離れずの自公との関係を隠したい小池「伐採」都知事に騙されてはいけない

あなたの住んでいる地元・地域の公園で、「工事の説明会を告知する1500枚のチラシを配っただけで、都民や区民に周知することのないまま」(SAMEJIMA TIMES、以下ST)、(説明会は3回ほどおこなったようだが)樹齢100年の樹木もふくめて「高さ3メートル以…

記者にたいしても教師にたいしても最大限の「自由」が保障されなければならない

鮫島浩「朝日新聞政治部」(2022年) 祖父・父と、三代にわたって、朝日新聞の読者だった。 小学生の頃、本多勝一記者の「カナダ・エスキモー」を読んだ記憶がある。高校生の頃は、本多記者のベトナム関係の記事や単行本の「アメリカ合州国」を読み、本多記者…

【2024東京都知事選】おいちゃん(森川信)の「効いたねぇ」と室戸半兵衛(仲代達矢)の「これまでですな」

「男はつらいよ 第6作 純情篇」(1971年) おいちゃん(森川信)と寅さん(渥美清)の”喧嘩”は「男はつらいよ」(山田洋次監督)の見どころの一つである。 「男はつらいよ 第6作 純情編」(1971年)でも、夕子さん(若尾文子)の入浴をきっかけに可笑しな言…

映画「オッペンハイマー」で考えるべきこと ーヒロシマ・ナガサキという原爆被害が理由で日本は降伏したのかー

Oppenheimer 映画「オッペンハイマー」の第一印象的な個人的感想はすでに書いた。 amamu.hatenablog.com 原作は未読だが、原作以外の、映画を観る方へのおすすめの一冊である藤永茂氏の「ロバート・オッペンハイマー」についてもすでに書いた。 amamu.hatena…

映画「オッペンハイマー」で見たトリニティ実験の被曝

Oppenheimer 映画「オッペンハイマー」の第一印象的な個人的感想はすでに書いた。 amamu.hatenablog.com 原作は未読だが、原作以外の、映画を観る方へのおすすめの一冊である藤永茂氏の「ロバート・オッペンハイマー」についてもすでに書いた。 amamu.hatena…

藤永茂「ロバート・オッペンハイマー 愚者としての科学者」

映画「オッペンハイマー」を劇場で鑑賞してみての第一印象的な感想についてはすでに書いた。 amamu.hatenablog.com 映画「オッペンハイマー」は、原爆をつくったオッペンハイマーの話だから、その内容は、オッペンハイマーが関わった理論物理学・量子物理学…

「オッペンハイマー」 ー「ヒロシマ紀元」という歴史認識と「核時代」に生きる哲学的意味を考えさせられる映画ー

Oppenheimer クリストファー・ノーラン監督*1による映画「オッペンハイマー」を劇場で観てきた。 映像もさることながら、圧倒的なロゴス、ことばの洪水の3時間だった。 1回の鑑賞では理解は難しいとの評判の映画*2で、英語も完璧に理解できたわけではないし…

【衆院補選】自民全敗という惨敗結果

www.asahi.com 昨日おこなわれた衆議院議員補欠選挙の結果を見た。印象的なものに過ぎないがいくつか感じたことを書く。 第一に、自民党惨敗を指摘できるだろう。 自民党は、島根1区こそ、候補者を立てたが、東京15区も長崎3区も候補者を立てることができな…

「これまでですな」(室戸半兵衛)<「椿三十郎」> 確かな人格をもち、深い洞察力と知恵をもって、今年こそ良い年にしたいものです

黒澤明の映画「椿三十郎」(一九六二年)*1。 不利な立場に置かれても不正を憤りお家騒動解決のためには命をも投げだす義のある九名の若い侍たち。けれども悪を成敗するための肝心の知恵と腕っぷしは十分ではない。そこに知恵も刀も強い椿三十郎(三船敏郎)が…