Constitution

反教育的社会を変えるために、マスコミが、芸能界が、学校が、労働組合が、政治が、社会が、なにより国民が変わらなければならない

ながらく教師の仕事をしてきた者として、今回の衆議院選挙の選挙結果をみて、つくづく思うことは、今の日本社会は、はたして教育的社会と言えるのかということである。 第一に、真に教育的な社会であれば、投票率がこんなに低くてよいはずがない*1。第二に、…

日本の教育と市民的権利を守るためには、自公政権と、その補完勢力に票を投じることはできません

参議院選挙投票日を前にして、自民党の暴言が止まらない。 高市早苗政務調査会長による「消費税は社会保障に限定されている」というデタラメデマ発言。 麻生太郎副総裁による「弱い子がいじめられる。強いやつはいじめられない。国も同じ」という弱肉強食社…

佐高信著「小泉純一郎と竹中平蔵の罪」を斜め読みした

小泉純一郎と竹中平蔵の罪 佐高信著「小泉純一郎と竹中平蔵の罪」を斜め読みした。 これまで佐高さんの本は読んだことがないが、本書のサブタイトルに、「佐高信の政経外科Ⅵ」とあるから、おそらくシリーズものなのだろう。 第1章に「ギルティ・ペアの小泉と…

「維新と国民、改憲に向け連携 9日にも幹事長、国対委員長会談」

以下、共同通信社(2021/11/07 11:03)より。 www.msn.com

「改憲手続き定める国民投票法改正案、継続審議を経て成立」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/6/11 13:09)から。 憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案が11日、参院本会議で自民党、公明党、立憲民主党などの賛成多数で可決、成立した。 改正案は、一般選挙の手続きを定める公職選挙法の規定に合わせるもので、駅の…

「護憲派「重大な問題抱えたまま」 国民投票法改正案に」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/6 18:26)から。 憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案が衆院憲法審査会で採決・可決された6日、市民団体や労働組合関係者らが国会近くで反対集会を開き、「改憲を進める狙いが明らかだ」などと抗議の声を上げた。 集ま…

「五輪反対と主張したら「出て行け」 闇と対峙した71歳」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/3 14:00)から。 新型コロナウイルスによる死者が1万人を超える中、今夏の東京五輪開催に向けた聖火ランナーが日本列島を縦断している。そのことに無批判なメディアに懸念を示すのが、1998年の長野冬季五輪からずっとオリン…

「制限と補償の前に、問いたい法解釈と統治 木村草太さん」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/3 19:00)から。 憲法学者の木村草太さん いま、日本の統治機構の憲法原則が脅かされている――。憲法学者の木村草太さん(東京都立大学教授)は言う。長引くコロナ禍で、移動や営業の自由が制限される生活が続き、十分な補償…

「残さなければならない思い 山寺の石碑に刻んだ憲法9条」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/3 18:00)から。 長野県北部、中野市の山寺の境内にひっそりたたずむ石碑がある。前住職の萩原宣章(のぶあき)さん(77)が20年ほど前に建てたものだ。そこには、寺がたどった歴史への思いが刻まれている。 標高1351メート…

「改憲必要45%、不要44% 憲法9条は 朝日世論調査」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/3 6:00)から。 3日の憲法記念日を前に、朝日新聞社は憲法を中心に全国世論調査(郵送)を実施した。いまの憲法を変える必要があるかを聞くと、「変える必要がある」45%(昨年調査は43%)、「変える必要はない」44%(同46%)…

「組織委の抗議「大問題」「説得力弱い」 専門家ばっさり」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/4/2 21:37)から。 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は、開会式の演出の企画案を報じた週刊文春に対し、「営業秘密を意図的に拡散し、業務を妨害した」「著作権法に基づく複製権を侵害している」などと抗議し、掲載誌の…

「「同性婚不受理は違憲」 札幌地裁が初判断 賠償請求は棄却」

以下、毎日新聞(2021/3/17 11:15(最終更新 3/17 11:50))より。mainichi.jp 同性同士の法律婚を認めないのは「婚姻の自由」などを保障した憲法に反するとして、北海道内のカップル3組6人が慰謝料各100万円の支払いを国に求めた訴訟の判決で、札幌地裁(武部知…

「「憲法違反が常態化」 学者グループ、臨時国会巡り批判」

以下、朝日新聞デジタル版(2020/8/14 5:00)から。 安倍政権が臨時国会の早期召集の要求に応じていない問題について、政治学者や法学者らで作る「立憲デモクラシーの会」のメンバーが13日、記者会見を開き、「憲法違反が常態的に繰り返されている」と批判する…

「小林直樹さん死去 憲法学者 護憲運動に力」

以下、朝日新聞デジタル版(2020/3/3 5:00)から。 戦後の護憲運動で指導的役割を果たした憲法学者で東京大名誉教授の小林直樹(こばやし・なおき)さんが、2月8日、くも膜下出血で死去した。98歳だった。葬儀は近親者で営んだ。 長野県生まれ。東京帝国大…

中島京子さんの「「戦前」という時代」を読んだ

昨日の朝日新聞の朝刊で、中島京子さんの「「戦前」という時代」という「寄稿」を読んだ。 文学というものをほとんど読む時間のない自分にとって、作家の書かれたものをほとんど読んだことがない。山田洋次監督の「小さいおうち」という映画は観たけれど、原…

「集団的自衛権 撤回求める」

被爆者7団体が、集団的自衛権の閣議決定撤回を求めるよう首相に訴えをしたと、朝日新聞が報道している。 平和祈念式典後に広島市内のホテルで「被爆者代表から要望を聞く会」で申し入れがされ、7団体の要望書の冒頭には、「政府は憲法の精神を消し去ろうとし…

今日は憲法記念日

日本国憲法の施行から67年。立憲主義が問われている。

ベアテ・シロタ・ゴードンさんの訃報

戦後の憲法草案で、男女平等や法の下での平等の点で貢献したとされているベアテ・シロタ・ゴードンさんの訃報が新聞で伝えられている。 「12月30日に89歳で亡くなる直前まで気にかけたのは、『平和』と『女性の権利』だった」という。 先の衆議院選挙で、「…

「日本国憲法 今も最先端」

憲法記念日の今日、朝日新聞に「米法学者ら188カ国を分析」「最古の米国 時代遅れに」という記事が載っていた(ワシントン、立野純二記者)。 その記事によると、「分析したのは、ワシントン大学(米ミズーリ州)のデービッド・ロー教授と、バージニア大学の…

「戦後の出発点に立ち返って考える時期」

今日の朝日新聞「オピニオン」欄で、憲法学者の樋口陽一さんが『国民が権力を縛る 明治からつながる日本の「持ち物」』と題する意見が載っていた。 タイトルは詰まり過ぎていて少しわかりにくいが、「大震災、そして原発事故という大きな試練と合わせ、一度…

新藤兼人監督主演の映画「陸に上がった軍艦」を観た

新藤兼人監督主演の「陸に上がった軍艦」を観て来た。 上映初日ということで、新藤兼人監督と山本監督、他の出演者たちが舞台挨拶をおこなっていた。新藤兼人監督の体験では、あの無謀な日本の侵略戦争でほとんどの者が戦死してしまったという。出征した者た…

加藤周一氏にとっての宮本顕治氏の訃報

「戦後すぐの時期に、宮本顕治さんと雑誌で対談したときの印象はいまでも鮮明に思い出す」との始まりで、評論家の加藤周一氏が宮本顕治氏の訃報に接して、次のように述べている。 宮本百合子が「歌声よ、おこれ」を書いた解放感が社会にみなぎっていた。顕治…

リサ・モリモト監督の「特TOKKO攻」を観た

カミカゼ特攻隊の真実。これは、まさに日本版自爆テロだと思った。 この映画は、特攻隊員、整備士たちの人間的な真実の声を集めたものだ。 そもそもこれはアメリカ人向けのものなのだろうが、このシネカノン配給によるドキュメンタリー映画を、全ての日本人…

木下恵介監督の「野菊の如き君なりき」(1955年)を観た

木下恵介監督による「野菊の如き君なりき [DVD]」は、政夫と2歳年上の民子との悲恋の物語。 母親役に杉村春子。晩年の政夫役に笠智衆。 この映画は、人間の気持ちを大事にすることの大切さを訴えている。浦辺粂子扮する民子の祖母が、結婚に反対するわけでは…

木下恵介監督の名作「二十四の瞳」(1954年)を観た

子供の頃に、木下恵介監督の「二十四の瞳」を確実に観ていると思うのだが、部分部分の記憶しかなくて、はっきりと覚えていない。 それでも、ゆりの花のお弁当箱のエピソードだとか、貧しくて修学旅行に行けない話だとか、教師の描き方でいえば、反戦思想や綴…

野村芳太郎監督の「拝啓天皇陛下様」「続拝啓天皇陛下様」を観た

野村芳太郎監督の「拝啓天皇陛下様」(1963年)「続拝啓天皇陛下様」(1964年)を観た。渥美清主演のこの映画は、むかし観た覚えがあるが、細かな内容までは覚えていなかった。今回、この映画のシリーズを楽しく観た。 最近の日本の政治情勢をみていると、とり…

黒澤明監督の「わが青春に悔なし」を観た

最近の日本の政治状況を見るにつけ、日本人というのはこんなに簡単に歴史的反省を忘れる情けない民族だったのかと暗澹たる気持ちになることが多く気持ちが落ち込むことが少なくない。それでも、そんなにひどい民族ではなかったのではないかという気持ちで、…

安齋育郎さんの「こんどの騙しは手ごわいぞ」を読んだ

K9MPの「なんで?なんで?」No6.の「こんどの騙しは手ごわいぞ」を読んだ。 この本は、安齋育郎氏の講演を書き下ろしたような内容になっていて、ブックレットのような薄い本だが、とても面白く、また、ためになる。あまりにも面白いので、私は二度も読んでし…

マルティン・ニーメラーのコトバ

昨日の情報保全隊のニュースを聞いて、思い出した有名なコトバがある。 正確なところはわからないが、とりあえずネット上で見つけた以下のコトバを引用しておく。 はじめにやつらは共産主義者に襲いかかったが、私は共産主義者ではなかったから声をあげなか…

思想・信条の自由、表現の自由、市民的自由が危ない

陸上自衛隊の情報保全隊*1が、イラク派遣に反対する市民運動等に関する情報を広範囲に収集・分析していることが明らかになった。 防衛省側も、情報収集活動については認めている。 共産党が自衛隊関係者から入手したとされている「内部文書」は、A4版で166ペ…