2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

世界で10万人以上がイラク戦争に抗議

これは3月19日付けのインターナショナルヘラルドトリビューンに載っていたのだが、「アメリカ合州国が率先して起こした侵略から4年目を迎える今週の火曜日に先立ち、世界でイラク戦争に抗議する人びとが10万人以上デモ行進に参加した」(“More than 100,0000 …

いよいよ選挙ですね

道府県・政令市議選が30日に告示された。 今回の選挙では、何が争点なのだろうか。 私なりに考える争点の一つ目は、なんといっても平和の問題である。 アメリカ合州国の戦略に巻き込まれ、無批判的にアメリカ合州国の政策に追随している悲しき日本だが、すで…

海外からの批判が厳しい「従軍慰」安婦問題

まず指摘しなければならない問題は、「従軍慰安婦」問題に関する安倍首相の発言が海外で厳しい批判を浴びている問題だ。 「官憲が家に押し入って連れて行くという強制性はなかった」(3月10日付「朝日新聞」社説)などと、強制を否定している安倍首相の発言…

ニールヤングの70年代のレコード紹介はちょっと中断

今回、アーカイブからのライブ盤の発売から、昔リアルタイムで聞いていた70年代のニールヤングを、Johnny Roganの書いた”Neil Young”という本を参考にしながら、少しだけ紹介してきた。 “Everybody Knows This Is Nowhere,” “After the Gold Rush,” “Harvest…

アーカイブシリーズやブートレッグのもつ意味

1970年から1971年にかけてニールヤングがアコースティックのソロツアーをおこなった理由の一つに椎間板の病気があった。病気のせいで、エレキギターももてないほどで手術が必要だった。 そのソロツアーでは、A Man Needs A Maid、Old Man、The Needle and th…

ニールヤングのHarvestというアルバム

「Harvestは、これまでつくってきた中でおそらく一番洗練されたレコードだと思うけど、自分にとってはこれは本当に限定された形容詞なんだ。本当に洗練されている、でもそれだけ」( “I think Harvest was probably the finest record that I’ve made, but th…

1971年のニールヤング

1970年のクレイジーホースとのライブ、そして1971年のソロツアーからマッセイホールのライブと、ニールヤングのアーカイブからCDとDVDが発売中だ。 こんなに続けるつもりはなかったのだけれど、ニールヤングのレコードは高校時代によく聴いた思い入れもあっ…

Neil Youngの三枚目After the Gold Rush

After the Gold Rush ニールヤングの三枚目であるAfter the Gold Rushで話題となった曲は何と言ってもSouthern Manだろう。言うまでもなく、これはアメリカ合州国南部の人種差別を糾弾した唄である。 このモチーフがどこから来たのか私は知らなかったがウィ…

1970年のニールヤング

今回出たニールヤングとクレイジーホースのLive at the Fillmore Eastは、1970年の1月から3月にかけてのNeil Young & Crazy Horseのツアーからのものだった。 その後、70年3月から4月にかけて、After the Gold Rushのレコーディングセッションをおこない、5…

ケント州立大学射殺事件に抗議してOhioを書く

ニールヤングが、1969年1月に一枚目のソロアルバムNeil Youngを出し、Crazy Horseとの運命的出会いを経て、5月にはソロ二枚目のEverybody Knows This Is Nowhereを出したことは昨日書いた。 8月にはCSNYとしてウッドストックフェスティバルに参加し、1970年1…

ニールヤングの "Everybody Knows This Is Nowhere"

昨日も書いたように、今回のLive at the Fillmore East (W/Dvd)のライブの1年ほど前にクレイジーホースとレコーディングを始めて1969年の5月に出したのがEverybody Knows This Is Nowhereである。 1969年の1月に出したソロ一枚目の Neil Young は多重録音を…

今回のライブはCrazy Horseとの運命的出会いから1年後のライブだ

今回出されたLive at the Fillmore East (W/Dvd)は、ニールヤングとクレイジーホースにとって、どういう位置にあたるのか。Johnny Rogan著のNeil Young: Zero to Sixtyを参考にしながら、少し整理してみた。 1969年の1月にソロアルバムNeil Youngを出す以前…

Neil Young & Crazy Horse At the Fillmore East March 6&7 1970を購入した

ニールヤングのアーカイブ第一弾を入手した。昨年の11月に発売されたものだが、購入しないでいたものだ。例のMassey Hallのものがあまりにも良かったから、こちらも購入してみた。 一回だけ聞いてみた感想は、ボーカライゼーションは、断然マッセイホールの…

authenticな資料について、今はいろいろと調べることができる時代だ

今の時代のように、Internetでさまざまな文字資料、音源資料、YouTubeなどの画像資料にアクセスできれば、私も若い感性でいろいろなことを調べたと思うが、前に書いたように、当時はレコードしかなかった。 今回のLive at Massey Hall (W/Dvd)は、CD、DVDい…

authenticなものは唄から学んでいた

Journey Through the Past 高校に入学してからは、Crosby, Stills, Nash and Young、とりわけニールヤング(Neil Young)が私にとってのアイドルだった。だからauthenticなものといえば、私はNeil Youngから学んだといってよい。 ところで、あの頃は、資料とい…

生の英語の資料に飢えていた

中学生になって英語を初めて習いはじめてからというもの、ラジオ講座で私は基礎英語を聞いていた。それ以外は英語の世界はもっぱら教室英語だった。authentic(本物の)なものはなかった。authenticなものといえば、ラジオで流れていた Beatles などの唄だっ…

A Man Needs A Maidという唄はmale chauvinisticな唄なのか

Harvest 私が高校生の頃に初めてHarvestを聞いたときに納得いかなかったのが、A Man Needs A Maidの歌詞だった。女性解放(women liberation)の時代の幕開けにあたって、その詞に男性優位主義(male chauvinism)を感じ取れたから、なんとも古臭い感じがしたの…

1971年のNeil Youngに出会えた

Live at Massey Hall ということで、1971年のニールヤング(Neil Young)に会うことができたのだが、画質こそそれほど良くないものの、私のような長年のファンにとっては、これは感動モノのとても嬉しい画像であった。 カナダ出身のフォークシンガーであったニ…

Live at Masseyの輸入版DVDはリージョンフリーだ

ニールヤング(Neil Young)のLive at Massey Hall (W/Dvd)が、NYA(Neil Young Archives) PS(Performance Series)の第二弾として発売されたことは昨日書いた。 このCDにはDVD付きとCDだけのヴァージョンとがあり、とりあえず私はDVD付きのものを購入しておいた…

Live At Massey Hall 1971を入手して聴いた

ニールヤング(Neil Young)のLive at Massey Hall (W/Dvd)が、NYA(Neil Young Archives) PS(Performance Series)の第二弾として発売された。 “This is the album that should have come out between After the Gold Rush and Harvest. David Briggs, my produ…

長い教師歴の中で初めて1年生から花束と色紙をもらった

ようやく今年一年間の教育活動が終わろうとしているのだが、一年間の授業が終わるときに私がよくいうつまらない冗談がある。 それは、「もうすぐ一年間の授業が終わりますが、みなさんは授業を受けた感謝の意味を込めて花束贈呈を計画していると思いますが、…

いい教師が育つには時間がかかる

教師が育つには、長い時間がかかるということは知っていていいことだ。 教師は、全人格的成長をとげないといけない存在だ。若いときからすでに完成されている教師もいるかもしれないが、その数は少ない。ただし、いくら若いから、未熟だからといって、誠実で…

教師に対する日常的評価はすでにされている

昨日の話の続きだが、教員免許更新というのは、教員評価の問題だろう。 それで教師に対する評価だが、教師の仕事において、しんどくて、かつだから面白いと思うのは、生徒の評価が日常的になされることだ。 これは点数のような評価ではないけれど、教科担当…

教員免許制度は10年で免許更新というけれど

それで、教員免許制度であるが、仮に教員免許制度が導入されていたとすれば、私の場合、2回の免許更新の時期を経たことになる。 まず最初の10年間であるが、教師という、職業倫理の厳しい職種の、まさに修行時代といえる時期だったが、若さを武器に溌剌と仕…

教員免許更新制度問題を考えながら自分の教員歴を振り返ってみた

免許が更新されるとして、10年ごとに免許を更新するという案のようなので、参考までに10年ごとに私の教員歴をまず振り返ってみることにした。 さて私の教員歴だが、最初の10年間は、小計的にまとめれば、担任を4年間やり、生徒会を2年やり、学年のまとめ役を…

教員免許更新制度問題をやる前にやることはないのか

教員免許更新制度導入の論議があるが、現場の教員である私は教員免許更新制度に反対である。 なぜ反対なのか。 初めに結論ありきのつもりはないのだが、まず、そんなことよりももっとやることがあるのではないかと思うからだ。 やるべきこととは、教師が仕事…

都立高校の現場で何が起こっているのか

「今春の東京都立高校の卒業式で、恩師たちが来賓として出席できない事態が相次いでいる」ようだ。「君が代」問題を背景に、「校長が来賓を選別したため」と朝日新聞が今朝の朝刊で伝えている。 その記事によると、『都立久留米高校では、04年春まで務めた前…

中高生に人気のプロフは無防備に使えば危険だ

今日の朝日新聞の夕刊の一面にプロフについての紹介記事があった。 このプロフとは、最近中高生に人気の「プロフィールを載せたサイト」の略称であり、簡単に自己紹介を作成することができて、友達の輪も紹介できる。「前略プロフィール」や「Myぷろふぃーる…

従軍「慰安婦」問題

従軍慰安婦問題で強制の根拠はないとする発言を安倍首相がしたことに対して、アメリカ合州国のメディアが反発している。 そもそも「慰安婦」自体は、“Comfort women”と訳されることが多いが、その一方、”Sex slaves”、すなわち「性的奴隷」と訳されることも…

”America: A Tribute to Heroes”を観た

「アメリカ:アトリビュート トゥ ヒーローズ」(America: A Tribute to Heroes)を観た。これは、9.11の10日後におこなわれたチャリティを訴えるテレビ番組で、当時、コマーシャルも観客も拍手喝采もなかったと聞いている。2001年のものだが、今まで一度も見…