2004-07-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「クジラの島の少女」

音楽について聞いたついでに「クジラの島の少女」はどう評価するかと講師ヘミに聞いてみたのだが、彼によれば「すごい」(awesome)という評価がメールで返ってきた。 このニュージーランド映画「クジラの島の少女」については前にも書いたが、私がマオリ文化…

フィリマコ=ブラックのCD

マオリ学部の建物の1階に、課題の提出箱がある。これまで習った事項についての簡単な、といっても私にとっては大変にむずかしいのだが、課題が出ていた。昨日、なんとかその課題を仕上げて提出しに行った際に、マオリ学部の建物の中で美しい音楽が流れていた…

チュートリアルの時間

毎週金曜日は、午前中の11時から12時までチュートリアルという時間がある。大抵は1時間もやることはなく、質問がなければ30分から40分ほどで終わってしまう。今日のチュートリアルは、昨日の復習で、カラキア(karakia)のあと、出席が取られ、「います」(I am…

マオリ語の響きを漢字の当て字で書いてみよう

「父親」を意味するマオリ語のマツアは、無理やり日本語で当て字をしてみると「待つわ」「松輪」に聞こえなくもない。「息子」を意味するマオリ語のタマは、「玉」。「娘」のタマヒネは、「玉姫」。「娘」は、コーティロ/コーヒネ(kōtiro/kōhine)ともいうか…

マオリ文化では、家族関係・親族関係が大切

昨日のマオリ語講座の授業は、血縁関係を表わすマオリ語とイギリス語訳を、線で結びつける小テストから始まった。以下がその全問題。 マツア(matua)は、「お父さん」。ファーヤ(whaea)は、「お母さん」のこと。パーパ(pāpā)、マーマ(māmā)とも言うので、日本…

おまけにマオリ語も段々とレベルアップしてきている

さて、マオリ語のクラスだが、こちらは生徒は常時20人くらいだろうか。 ヘミの授業は上手で、繰り返し、段階を上げていく指導で、なかなかいいのだが、問題は、みんなのレベルと私のレベルが違うことだ。まず、学習動機が違うし、文化的な認識もうんと違う。…

CALLの第2回目の課題提出日も迫ってきている

すでに書いたように、CALLでは、一週間のうちに、二つの課題論文を読んで、「要約」「感想」「質問」を書いて、掲示しないといけないことになっている。それと平行してその他として、自分で「定義」をしないといけない用語も課題として出ている。まだこちら…

応用言語学の課題文献を読まずに書いたので課題の書き直し

応用言語学の課題は月曜日に提出したのだが、課題文献を読んで課題を書かないといけないところを、課題文献が全て入ったCD-ROMが手に入らないことをいいことに、私は自分の文法論を勝手に書いて提出していた。 担当教授に呼ばれて話し合いをしないといけなく…

近所の中国人住民

ジュディの話では、近所に中国人の家も少なくないという。セカンドハウス的に使っている人もいるとのことだった。中国人留学生用のアパートとして、一軒家を区切りに区切って、たくさんの中国人学生を泊めてアパート経営している中国人もいると言っていた。…

ワイカト大学に中国人留学生が多い理由

さて、以上の例からもわかるように、ワイカト大学(The University of Waikato)にはやたらと中国人留学生が多い。中国人留学生のために、この田舎の大学はあるのではないかと思えるほど、中国人が多いのだ。 先日の応用言語学の授業でも、教授が言っていたこ…

地元のプロバイダーにオンラインで契約する

自宅で私は、アメリカオンラインのローミングサービスを使ってインターネットにつなげているのだが、AOLの月額基本使用料金に加えて、さらにローミングサービス代金として、1時間に6.0USドル(約600円)かかる。インターネットカフェなら、1時間で3NZドル(…

インターネットカフェで働く中国人学生

ハミルトンで私がひいきにしているインターネットカフェで働く中国人の青年がいる。持参したラップトップを図書館で学内ネットワークにつなげようとしていた際に、偶然彼に助けられた話は、すでに書いた。彼もワイカト大学の学生で、名前をケン(仮名)と名…

初めてマラエに入る

私の持っているマオリ語の辞書によれば、マラエ(marae)とは、”meeting area of whānau or iwi, focal point of settlement, central area of village and its buildings, courtyard”とある。マオリ語の中では、この「種族」「骨」「民族」をあらわす「イウィ…

マラエとは何か

マオリ語の初めの頃の授業で、マオリ文化にとってマラエ(marae)とは極めて重要な場所であると教えられた。ワイカト大学には、構内にマラエがあり、このマラエで本日5回目の授業がおこなわれることになっていた。 ジュディの妹さんキャロライン(仮名)が遊び…

交通手段としての自転車

ハミルトンでは、ここ数年、交通手段として自転車よりも自動車が幅を利かせてきたと新聞に書いてあった。そんなことは当たり前だろうと思っていたが、近年、自動車が急に安くなってきたことが自動車の交通量を増やしたことに関係するらしく、また自動車が増…

自動車に乗れることは必要不可欠

さて、交通手段といえば、ハミルトンではなんといっても車である。いや、ハミルトンに限らず、ニュージーランド全体で、そう言えるだろう。ニュージーランドでは、車はあってもなくてもいいものではなく、車は必需品である。 アレックスとジュディの孫で、ク…

ツールドフランスで、アームストロングが史上初の6連覇を果たす

ランス=アームストロングが、史上初の6連覇という快挙で、またもやツールドフランスを制覇した。 あのミゲール=インデュラインが1991年から1995年にかけて5連覇したことも見事だったけれど、それを上回る今回のアームストロングの快挙だ。彼について書かれ…

月曜日はゴミ出しの日

昨晩、アレックスにゴミの出し方の手ほどきを受けた。 まず、新聞を出す。新聞はまとめて、そのまま出すらしい。 一般的なゴミは黒い袋に入れる。黒い袋には、紐が二箇所ついていて、それを引っ張って、しっかり縛ることが大切だという。ニュージーランドに…

冬の南半球には、「はっぴいえんど」の「ゆでめん」が合う

はっぴいえんどの「ゆでめん」 南半球のニュージーランドは、いま冬である。昨日などは、南島の各地の最低気温は軒並みマイナスを記録した。こちらは、「南風」が日本でいう「北風」。私のいる北島よりも南島の方が、南極に近く寒いのだ。 大学まで20分ほど…

オールブラックス、大逆転で南アフリカをくだす

いまおこなわれているラグビーの試合は、ニュージーランドとオーストラリア、南アフリカの三国で闘われている。 昨晩は試合開始早々、南アフリカにトライを決められ、オールブラックスが苦戦していた。 南アフリカは、結局、トライを3本決めて、21点とリード…

土曜日の大学は本当にひっそりとしている

今日、土曜日の午後、大学に行ってみると、案の定、ひっそりとしている。午前中に書いたCALLの課題を推敲し、大学のホームページの所定のフォルダーにおさめる。私が推敲してもたかが知れていて、母語話者の助けがないと完全なイギリス語にはならないんだけ…

昨晩の夕飯は、チャイニーズのテイクアウト

昨日の夕食は、近くの中華のテイクアウトの店に車で行って、好きなものをパックにつめて家に持ち帰っての夕食となった。パックの大きさによって値段が違うが、7NZドル(約500円)もだせば、お腹いっぱい食べられる。簡単に言えば、料理の手抜きであるが、「…

冬の暖かな日差しを浴びながらカフェで課題文献を読む

昨日の金曜日は、マオリ語のチュートリアルといって、質問時間のプログラムしかなかったので、大学からバスで街中に行った。昼食として中華麺を食べ、お気に入りのカフェの戸外で、おかわり自由のコーヒー2杯と、オレンジケーキとウェッジズ(ポテトフライ)…

実際のCALLプログラムが始まった

どうやって、授業が組み立てられるのかと思って、入学手続き後にCALLの担当教授の個室を訪ずれると、教授と秘書から要綱をすでに自宅に郵送したと言われた。 自宅に戻って、自宅に送られてきたその要綱を読んでみると、「クラスフォーラム」というURLがあり…

いま受講しているCALLはネットプログラム

ワイカト大学(The University of Waikato)のCALLは、CALL自体、ネットプログラムでおこなわれる。そのことを知った私はちょっぴり残念に思っていた。ことは大学院レベルの学びである。コンピュータラボがあって、生徒に各自、問題意識があって、それを援助…

私の学びたかったCALL

今回の海外研修で、さて何を学ぼうかと考えたとき、いろいろと考えたのだが、CALLにしようと私は決めていた。 CALLとは、Computer Assisted Language Learningのことで、一言でいえば、「コンピュータを支援道具として活用しながら、言語を学習すること」だ…

大学のコンピュータ環境と私のインターネット環境

ビザの関係でニュージーランド行きがかなり待たされたので、ハミルトン(キリキリロア)に私が着いたのは、2学期開始直前の、なんと4日前だった。着いた翌日にワイカト大学(The University of Waikato)を訪問して手続きをし、ホームステイ先に移ったのが、2…

玉置浩二のBest Harvestを聞きながらちょっぴり日本語の将来を考えた

日本のソングライターで、私のお気に入りで期待する人物といえば何と言っても奥田民生なのだが、パートナーから誕生日にもらった玉置浩二の「Best Harvest」(2003)が、もっかのお気に入りだ。日本から持ってきた40GのiPodに私の音楽コレクションからボコボコ…

日本語・イギリス語・マオリ語の頭の中での住み分け

この二週間の私の生活は、日本語で日記を書き、イギリス語で生活をし、イギリス語で応用言語学とCALLを受講し、そしてイギリス語でマオリ語を習ってみた生活だった。なんだか、頭の中がぐちゃぐちゃになりそうだが、そんなこともない。マオリ語がまだあまり…

マオリ語クラスにマオリのクラスメートが多いわけ

休憩時間に、いつも隣に座ることになった大男のホアニに、何故マオリ語を習っているのか改めて聞いてみた。ホアニが言うには、70年代以降は、マオリ語のリバイバル運動が盛んになってきたけれども、その前は、文化的にマオリであっても、マオリ語は学校など…