マオリ語の初めの頃の授業で、マオリ文化にとってマラエ(marae)とは極めて重要な場所であると教えられた。ワイカト大学には、構内にマラエがあり、このマラエで本日5回目の授業がおこなわれることになっていた。
ジュディの妹さんキャロライン（仮名）が遊びに来ていて、朝食のときに、彼女との話に夢中になってしまって、時計をみると9時40分だった。これじゃ、10時の授業に間に合わない。慌てた私を察して、アレックスが車で送ってくれて、なんとか大学構内にあるマラエに10時ぎりぎりにたどり着くことができた。食べ物を持ってくるように言われていたので、私はジュディにサンドイッチのランチを作ってもらっていた。
