2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「(波聞風問)続くアベノミクス 円は本当に「安全通貨」か 原真人」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月31日05時00分)から。 総選挙で与党が大勝したことで、金融政策と財政をエンジン全開でふかすアベノミクスは続行される。安倍政権と日本銀行は危機対応のごときこの異例の経済政策をすでに4年半続けている。いったいい…

「(政治断簡)「脅威」に屈しないリベラルを 編集委員・松下秀雄」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月30日05時00分)から。 松下秀雄編集委員による本コラム「政治断簡」は今回で最終回だそうだ。 私は政治記者としては、ちょっと変わり種だ。このコラムでも永田町や霞が関の動きを、あまり正面からとりあげてはこなかっ…

「宮崎駿監督、新作タイトルは「君たちはどう生きるか」」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月28日18時38分)から。 アニメーション監督の宮崎駿さん(76)は28日、制作中の新作の題名が「君たちはどう生きるか」になると明かした。1937年に吉野源三郎が発表した名著から取った。「その本が主人公にとって…

「長崎市長「核保有国が出した決議のよう」 核廃絶決議に」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月28日17時53分) 日本が国連総会に提出した「核兵器廃絶決議案」が144カ国の賛成で採択されたことを受け、長崎市の田上富久市長は28日、コメントを発表し、「まるで核保有国が出した決議のような印象」と苦言を呈し…

「核廃絶決議「非人道性の表現弱まった」 批判演説相次ぐ」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月28日18時39分)から。 核兵器廃絶決議は国連加盟国の約75%の賛成を得たが、採決に際して批判する演説が相次いだ。今年のノーベル平和賞の授与理由にもなった核兵器禁止条約に言及せず、核軍縮を求める内容が弱まった…

「日本主導の核廃絶決議案を採択 賛成は23カ国減」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月28日11時15分)から。 国連総会の第1委員会(軍縮・安全保障)は27日午後(日本時間28日早朝)、日本が主導して24年連続で提出した核兵器廃絶決議案を採決し、144カ国の賛成で採択した。ただ、核兵器禁止条約…

「麻生副総理「左翼が3割切った歴史ない。北朝鮮のお陰」」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月26日20時28分)から。 ■麻生太郎副総理(発言録) 衆院選で、自民党は引き続き284議席をいただいた。衆議院(議員の定数)は(今回から)10議席減っており、占有率だと前よりはるかに良くなった。 いわゆる左翼勢…

遠藤賢司さん、亡くなる

自称・純音楽家の遠藤賢司さんが亡くなった。 俺が遠藤賢司をはじめて聞いたのは、名盤「満足できるかな」だった。「満足できるかな」は、高校時代の愛聴盤の一枚だった。 初期のアルバムでもっていないアルバムは、『歓喜の歌 遠藤賢司リサイタル』(1973)と…

「(あすを探る メディア)「3ない」立憲、支えたネット 津田大介」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月26日05時00分)から。 自民・公明の与党が大勝した今回の衆院選は、メディア――とりわけネットと政治の距離という観点で眺めると、あとから歴史的な転換点として位置づけられる可能性がある。 今回の選挙戦の報道を見る…

「(論壇時評)総選挙の構図 「希望」が幻想だったわけ 歴史社会学者・小熊英二」

以下、朝日新聞(2017年10月26日05時00分)から。 安倍晋三首相の周辺は、「日本人は右が3割、左が2割、中道5割」と語っているという〈1〉。今回の選挙を、この図式をもとに読み解いてみたい。 実はこの比率は、選挙の得票数にも合っている。「右3割」…

"Fats Domino, Rock 'n' Roll Pioneer, Dead at 89"

Fats Domino ファッツ・ドミノさんが亡くなった。 RIP。 以下、NYTより。 By REUTERSOCT. 25, 2017, 11:48 A.M. E.D.T. (Reuters) - Fats Domino, who brought rolling New Orleans boogie-woogie piano to early rock 'n' roll in chart-topping hits such …

「衆院選、勝ったのは「昭和」「角栄」 濱野智史さん」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月24日23時39分)から。 「勝ったのは「昭和」」「死後なお、田中角栄が勝っているのかもしれません」という筆者の分析には賛成しかねるが、自民党の問題議員や疑惑議員を消極的に勝たせている構造とは何かという点では、…

「小池さんのおごりがもたらした結果 細川護熙さん」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月24日20時50分)から。 誰が勝ったのか、よくわかりません。そもそも何のための解散だったのかがわからないのですから。森友、加計問題の追及から逃れると共に、野党第1党の党首交代などの混乱に乗じ、選挙を有利に運ぼ…

「自衛隊9条明記 反対45%、賛成36% 朝日世論調査」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月24日23時00分)から。 衆院選の結果を受けて、朝日新聞社が23、24日実施した全国世論調査(電話)では、安倍晋三首相が意欲を見せる憲法9条改正についても聞いた。「自衛隊明記」について、安倍政権での改正の賛否…

「与党で3分の2「多すぎる」51% 朝日新聞世論調査」

本ブログで、二日前に、個人的意見として、「選挙後も、国民の要求とかい離した安倍政治の抱える矛盾は全く解消せず、矛盾は拡大し、批判もさらに強まることだろう。安倍政権は盤石とはいえない。安倍政権は案外もろいとすらいえるのではないか。」と書いた…

「野党一本化なら63選挙区で勝敗逆転 得票合算の試算」

私自身の見方では、「希望の党」を、単純機械的に野党と分類することは、「希望の党」の政策からして、良しとしない。「希望の党」が自民党の「補完勢力」とみられていることは、間違っていないと思うからだ。 以下、朝日新聞デジタル版(10/23(月) 21:07配…

「「死に票」33%で前回並み 与野党で格差鮮明に」

以下、日本経済新聞( 2017/10/23 10:55)より。 小選挙区の候補者に投じられた票のうち、当選や比例復活につながらなかった「死に票」は約1850万票あった。全体に占める割合は33.7%で、前回の32.1%からほぼ横ばいだった。選挙結果を反映し、与野党の格差…

「得票率48%→議席は75% 自民大勝、小選挙区制が後押し 衆院選」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月24日05時00分)から。 朝日新聞が23日午後9時40分現在で集計した結果、自民党は289選挙区で2672万票を獲得し、得票率は48%だったが、議席では75%を占める218議席を獲得した。1議席を争う小選挙区…

「 安倍首相「信頼せず」51% 出口調査で」

以下、日本経済新聞( 2017/10/22 23:06)より。 出口調査で、比例代表投票先を回答した人に安倍晋三首相を信頼しているかどうかを尋ねたところ「信頼していない」が51.0%で「信頼している」の44.1%を上回った。首相の政治姿勢などを厳しい目で見ているこ…

国民の要求とかい離した安倍政治の抱える矛盾は解消せず、矛盾は拡大し、批判も強まるだろう

こうしてみると、選挙後も、国民の要求とかい離した安倍政治の抱える矛盾は全く解消せず、矛盾は拡大し、批判もさらに強まることだろう。安倍政権は盤石とはいえない。安倍政権は案外もろいとすらいえるのではないか。 なぜか。 第一に、安倍政治のもつ反文…

国民主権をないがしろにすればしっぺ返しをくらう

政権与党も野党も、これほどのひどい選挙もなかったといわざるをえないが、その一方で、今回の選挙の教訓のひとつに、それでも、とにもかくにも、やはり国民が主権者だということを、あらためて知らしめたということであろう。 その証拠のひとつは、今回の選…

選挙結果の切り口は、憲法尊重擁護か、壊憲か、ではないか

今回の選挙結果をどうみるか。 各党の獲得票数と獲得議席数の数字が明らかでないので総括できる段階ではない*1。 けれども、国民からみて、一番大切な切り口は、いまの日本国憲法体制の価値観の枠組み、すなわち国民主権・基本的人権の擁護・平和主義の三原…

候補者も国民も、あらためて国民主権を学ばされた選挙ではなかったか

政治を担う者には、憲法尊重擁護義務がある。 政治を担う者が、立憲主義を忘れてはいけない。 国民が主人公であること、すなわち国民主権を忘れてはいけない。 立憲主義・憲法をないがしろにするならば、必ず国民からしっぺ返しをくらうだろう。 今回の選挙…

「(日曜に想う)飛び交った声、明日からの言葉 編集委員・福島申二」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月22日05時00分)から。 あの詩人のお宅は、さっぱりと知的な空気をまとっている。私のご近所といえるところにその家はあって、たまに散歩しながら前を通ることがある。 詩人は11年前に亡くなられ、家屋は少し古びたけ…

ニュースペーパーライブ2017を観てきた

選挙投票日前日だが、ニュースペーパーライブ2017を観てきた。 実際のニュースが喜劇的であり、悲劇的であり過ぎるので、いつもの社会風刺コントに埋没感があって楽しめなかった。 実際の政治のほうが、喜劇的でり、悲劇的であってはならないのだろう。

「衆院選前に野党がたった1日で消滅 「まともな国では起きない」と高村薫氏〈AERA〉」

以下、AERA 2017年10月23日号から。10/21(土) 11:30配信 。 間近に迫った衆院選を、小説家・高村薫さんはどう見るのか。インタビューで聞いた。* * * 今回の総選挙をメディアは3極が争う構図と報じていますが、違います。小池百合子代表が自民との連立に…

「アメリカ革命の不滅の意義」(芝田進午)

前掲の「前略」として略した冒頭部分を次に掲載する。 文章が書かれた時期は、アメリカ革命二〇〇周年を祝った40年以上も前の1976年であることにご留意願いたい。 今回、芝田進午さんの文章を掲載するにあたり、順序を編集して掲載したことをお許し願いたい…

「アメリカ革命の不滅の意義」(芝田進午)

今回の各党の選挙演説では「改革」はもちろんのこと、「革命」という言葉すら、競い合うかのように飛び交っているという。しかし、その中身はいかなる内容として発せられているのか。 中味のない空疎な言葉づかいであるなら、それは言霊思想の現代版にすぎな…

安倍政治の暴走を止めるために選挙に行かねばなるまい

Constitutionalismというカテゴリーをこのブログで使い始めたのは、おそらく安倍政権が始まってからのこと。安倍政治の、憲法をないがしろにする言動が眼につき始め、これは憲法違反ではないのかと、疑問を持ち始めたことからのことだ。 それで、立憲主義(Co…

「(2017衆院選)保守?リベラル? 加藤典洋さん」

以下、朝日新聞デジタル版(2017年10月20日05時00分)から。 ふたつの意見として掲載されていたが、もうひとつの井上達夫さんの意見は略させていただいた。 「寛容な改革保守」を掲げる希望の党と、民進党のリベラル系とされる勢力が結集した立憲民主党が、…