自称・純音楽家の遠藤賢司さんが亡くなった。
俺が遠藤賢司をはじめて聞いたのは、名盤「満足できるかな」だった。「満足できるかな」は、高校時代の愛聴盤の一枚だった。
初期のアルバムでもっていないアルバムは、『歓喜の歌 遠藤賢司リサイタル』(1973)と『オムライス』(1983)。前者はライブ盤。このアルバムはもっていないが、この頃の演奏は、神田共立講堂などのライブで聴いたことがある。1976年5月3日、日比谷野音の「東京を救おうコンサート」では、雨の中ステージを駆け回って演奏していた。
渋谷のワルツという店に行ったこともある。
「ハードフォークブギウギ」も「踊ろベイビー」よ」も好きだったが、その後のスタジオアルバムが好みではなく、段々と離れていたが、2014年のアルバム「恋の歌」が良くて、再びライブにも出かけるようになった。
そう僕の願いはただひとつ
そんな小さな子に赤ちゃんに
これからの若い人に美味しい空気を
たらふく食べさせてあげたいな
そしてたくさん恋をしてほしいつくづく思うんだ
この日本はもっと綺麗で
もっと美味しい国だったんだよ
だからもうこれ以上 穢(けが)さないで!
「44年目のカレーライス」から
2014年の草月ホールでのライブも圧巻だった。
純音楽家・遠藤賢司のすさまじいパフォーマンスによる「夜汽車のブルース」をまた聞きたいと願っていたのに残念だ。
俺のCD棚には、以下がある。
これでも、彼がリリースしたアルバムの半分くらいだろう。
RIP。合掌。
『niyago』(1970)
『満足できるかな』(1971)
『嘆きのウクレレ』(1972)
『KENJI』(1974)
『Silver Star BEST OF KENJI ENDO』(1975)
『HARD FOLK KENJI』(1975)
『東京ワッショイ』(1979)
『宇宙防衛軍』(1980)
『遠藤賢司 黎明期LIVE!』(1989)
『夢よ叫べ』(1996)
『もしも君がそばにいたら何んにもいらない』(1998)
『エンケンの四畳半ロック』(1999)
『幾つになっても甘かあネェ!』(2002)
『恋の歌』(2014)
『遠藤賢司デビュー45周年記念リサイタル in 草月ホール』(2015)
『満足できるかな デラックス・エディション』(2016)
『45年目の満足できるかな』(2016)