「これまでですな」(室戸半兵衛)<「椿三十郎」> 確かな人格をもち、深い洞察力と知恵をもって、今年こそ良い年にしたいものです

黒澤明の映画「椿三十郎」(一九六二年)*1。 不利な立場に置かれても不正を憤りお家騒動解決のためには命をも投げだす義のある九名の若い侍たち。けれども悪を成敗するための肝心の知恵と腕っぷしは十分ではない。そこに知恵も刀も強い椿三十郎(三船敏郎)が…

"The Guy (Pablo Lopez) Was Dealing"

MLBはポストシーズンを迎えているが、大谷翔平投手がいないので、ほとんど見ていないのだが、たまたまアメリカン=リーグ地区シリーズ(ALDS)の第2戦を見た。 Pablo Lopezが、ミネソタ=ツインズの先発投手をつとめ、100球以上を投げて7回まで無失点と好投し…

大谷翔平投手が44本塁打で今シーズンのホームラン王に輝いた

full-count.jp エンゼルス(アメリカン・リーグ)の大谷翔平投手が44本塁打で今シーズンのホームラン王に輝いた。

大谷翔平投手、偉大な記録を残しつつ、故障から今シーズンを終える

右脇腹の斜筋の怪我から大谷翔平選手が今シーズンを終えることを報じているガーディアン紙。 www.theguardian.com 大谷翔平投手は、右ひじの靱帯損傷から今シーズンの投手としてのプレーをすでにあきらめ、さらに右脇腹の斜筋の怪我から今シーズンのプレーか…

ロサンゼルス・ドジャーズは大谷翔平投手の移籍先としてひとつの有力な選択肢になるだろう

大谷翔平投手は、この冬にフリーエージェント(自由契約選手)になるという。 個人的意見に過ぎないが、単なるひとりの大谷翔平ファンとしては、大谷翔平投手の移籍先は、ロサンゼルス・ドジャーズがよいと思う。 野球はド素人だし、大谷翔平投手がMLBでプレ…

「神宮外苑再開発に「全員がショックを受けた」イコモスが樹木伐採や高層ビル建築の問題点を語る」(ハフポスト日本版)

イコモス(International Council on Monuments and Sites(ICOMOS)とは、ユネスコの世界遺産に関する諮問委員会。世界約130カ国が参加する国際NGO。 そのイコモスによって、急遽、東京の神宮外苑再開発問題で都市の森林の樹木伐採問題にたいして「ヘリテージ…

【karaoke】The Beatles の "Ticket to Ride" (1965)

「涙の乗車券」と適確に訳されたビートルズのヒット曲 ”Ticket to Ride”。 Ticket to Ride (1965) 言うまでもないことだが、The Beatles の各メンバーは労働者階級出身で、ユーモアも中身も思想もある、ライブバンドからレコーディングバンドへと成長いちじ…

「サザン桑田佳祐さん、神宮外苑を憂える新曲 坂本龍一さん遺志つなぎ」(毎日新聞)

www.msn.com 知りませんでした。 桑田佳祐の神宮外苑を憂える新曲! 「Relay~杜(もり)の詩(うた)」を報じる「サザン桑田佳祐さん、神宮外苑を憂える新曲 坂本龍一さん遺志つなぎ」(毎日新聞)。 ラジオも聞いたが、語りが上手。 「もり」を伝える際に…

【karaoke】Dionne Warwick の "Walk On By" (1964)

戦時も経験した両親と違って、戦後、どっとアメリカ文化が日本に押し寄せてきてからというもの、自分が子どもの頃、アメリカ文化のテレビドラマやポップスが溢れていた。反発を感じていた子どももいたけれど、私のように、合州国の音楽を好んだ子どももいた…

【karaoke】お小遣いで買ったエジソン・ライトハウスのドーナツ盤「恋のほのお」(1970)

恋のほのお(1970) 英語学習の基本練習としてカラオケをすすめているのだが、今日のおすすめは、1970年の懐メロ。10代に向けたバブルガムミュージック(bubble-gum music)・バブルガムソング(bubble-gum songs)の典型なんだけれど、エジソン・ライトハウスの「…

「…人類の歴史は、…“ヒバクシャ”の範囲がますます拡大し、多様になり、ついには全人類におよんできた歴史」(芝田進午)

今日はヒロシマに思いをはせる日である。 41年前の1982年3月29日から4月2日。国連大学主催の国際シンポジウム「世界の地理的―文化ビジョン」がイギリスのケンブリッジ大学で開かれ、文化史・文化論の研究者が12か国から参加し、日本からは哲学者・故芝田進午…

はじめて DeepL と Bingチャット をつかってみた

雑誌では、ChatGPTなどAIの特集が眼につくようになってきています。 不勉強でChatGPTはまだ試したことはないのですが、最近の自動翻訳の精度は60%や70%のでき具合だと聞いたので、数日前にDeepLなるものを初めて使ってみたら、驚いた。まさに一瞬にして、日…

マイナ保険証問題:もはや「これまでですな」(室戸半兵衛)<映画「椿三十郎」>

岸田政権が、安倍政権以上に、次から次へと悪法を通し、悪政を継続しているのは、実に驚くべきことだ。 まずヒロシマを利用して核抑止論を是認したことは、とりわけ被爆国の首相として許されざる政治的行為であり、ヒロシマへの冒涜として長く語り継がれなく…

ジョン・フォガティのアルバム「遥かなる旅路」('The Long Road Home') (2005)

Spotify, Apple Music, Amazon Music Unlimited など、もはや音楽を聴くのはサブスクライブの時代といわれる中で、これまでレコードやCDを集めてきた者としては淋しい気持ちで、少しずつ処分を始めているのだが、久しぶりに2枚CDを購入した。 The Long Road …

アメリカ合州国の禁書圧力・言論圧力

アメリカ合州国の、とりわけ保守的風土においては、禁書*1運動は伝統的にめずらしいものではない*2*3が、近年、「保守層が人種差別やLGBTQ(性的少数者)について教えることに反対」し、「人種差別や性的少数者に関する教育に反対する動きが一部の保守派の間…

WPMのお話 ー外国語学習(言語活動学習)とスピードー

英語を学ぶ際の観点として、学ぶ際の方法論として、スピードというものが大切であると感じてきた*1。 英語学習におけるスピードがいかに重要かという話をするときには、言語活動学習と言語学習の区別と連関の理解が前提となる*2 もうひとつ、自覚しておかな…

入管法改悪は、民主主義、法治主義、人権擁護、共生社会、国際主義、どれひとつとってみても、日本の後進性が露呈されている

入管法が、自民・公明・維新・国民らの強行採決によって、改悪された。 今回の改悪は、難民申請の回数を原則2回に制限することにより申請の繰り返しによる滞在を排除し強制送還・国外退去がしやすくなったこと、そして強制退去までの期間、対象となる外国人…

デジタル大臣は否定するが、マイナンバーカード公金受取口座・家族名義13万件は、登録者に起こりがちな「ヒューマンエラー」であり、「誤登録」であり、それらをはじかない「システムのエラー」ではないのか

河野太郎デジタル相は、日本語の使い方を間違えている。 「公金受取口座、家族名義が13万件」について、「システムのエラー」ではないと言い切ったが、これは明らかに「ヒューマンエラー」と「誤登録」をはじかない「システムのエラー」である。 「公金受取…

英語学習にカラオケ、おすすめです

植民地根性に陥っては身もふたもないのだけれど、外国語を学ぶ際には、多少は真似ることが必要だ。 外国語を学ぶ際には、音読やシャドーイングもよい練習とされる。インプットとアウトプットに唄*1や映画*2やテレビ番組*3を教材に使うのも悪くない。 という…

人工知能AIと合州国シナリオ作家たちのストライキ

それまでの伝統的な放映だけでなく、DVDのディスクやストリーミングサービスがあらたに加わっていく状況の変化の中で、新しいメディア放映方式に対する自分たちの取り分が少ないと不満をもったシナリオ作家たちによって100日のストライキ*1となった2007年。 …

アメリカ合州国の国境政策・タイトル42

アメリカ合州国とメキシコとの国境線*1・「アメリカ・メキシコ国境」(Mexico-United States border)に多くの難民・移民希望者(migrants)が膨大に膨れ上がって押し寄せ(massive surge)混沌とした状況(crisis at the border)になっている*2。 U.S.-Mexico bord…

選挙民の民度が問われている

日本は、経済一流、政治二流といわれた時代があったけれど、いまの政治状況は、二流ではない。 それ以下である。 憲法の精神にのっとり、国民の権利を守ることが政治と政治家の役目である。これが基本である。 にもかかわらず、国民の権利を考えるどころか、…

大谷翔平投手の活躍は、他国や他者にたいする尊敬を忘れず、卑屈になることなく、みずからを鍛錬し、相互に高め合うことは可能なのだとあらためて教えてくれた

WBCは日本の優勝で幕を閉じた*1。 野球に全く興味のなかった俺だが、大谷翔平の一ファンとして、あらためて大谷翔平という野球選手としての運動能力はもちろん、謙虚さ・公平さもふくめた人間性・人格の高潔さ*2、さらに彼の言語能力は素晴らしいと感じた。 …

Creedence Clearwater Revival の "Fortunate Son"(1969)

今年は「新しい戦前」になるかもしれないというタモリさんのコトバが脳裏からはなれない。 新春にあたり世界の平和を願わずにはいられない。 Creedence Clearwater Revival(CCR)は1967年から1972年にかけての4年余りの活動の中で"Proud Mary"(1968) "や、"Ba…

「新しい戦前」というタモリさんの深い発言

先日たまたま徹子の部屋を見ていたら、たしか来年はどんな年になるかというような黒柳徹子氏の質問にたいしてタモリさんが「来年は新しい戦前になる」と発言していた。「あれ、タモリさん、いま「戦前」って発言したの」と素直に疑問に思って、巻き戻したら…

南半球のスキー場(15)

コロナ禍の日本にあってはたしてウィンターシーズンはどうなるのか予想が立たない時期に、四季が逆の南半球のスキー場を参考にしようと考え、「南半球のスキー場」と題して、Lonely Planet guidebookを斜め読みしてオーストラリアとニュージーランドのスキー…

「英語能力試験は必要ですか?」(スティーブ・カウフマン)

www.youtube.com 英語能力試験は必要ですか? - YouTube 以下は、スティーブ・カウフマン氏の「英語能力試験は必要ですか?」(2008年)のあらまし。本動画は、日本語によるものなので、実際に動画をみてほしい。以下は、聞き起こしではなく、氏のお話のあらま…

「辛抱づよく」「成長を信じて」「自分の主人公になって」「コトバを学んでいるその瞬間を楽しもう」(スティーブ・カウフマン)

外国語学習とはどういうものなのか、深めるために、最近、これまで多言語を学び、実際に多言語話者であるスティーブ・カウフマン(Steve Kaufmann)氏の動画をみて学び直している。 氏の動画を見ていると、もちろん氏が代表をつとめるLingQの宣伝をするつもり…

そもそも日本の外国語教育として、全ての中学生に英語スピーキング「テスト」は必要なのか

都立高校の入試に使われるという英語スピーキングアチーブメントテストが明日実施される*1。 第一に、この英語スピーキングテストは、入試としての瑕疵が多く、入試として使いものにならないという意味で、入試に使うことは適切ではない。 当然なことに批判…

「うまく話せるようになるには、たくさん話さないとなりません」「エレガントな言葉の使い方は、ネイティブスピーカーの音声の訛りまでマスターしなくてもできます」(カウフマン)

流暢に英語を話すことをテーマにしたキース・スピーキング・アカデミー(Keith Speaking Academy)による特別番組。タイトルは、「英語が流暢になる方法」("How to become fluent in English")。 www.bing.com How to become fluent in English - Interview wi…