WWII
「モンゴル 民族と自由」(1992) 青年劇場創立60周年記念公演「失敗の研究ーノモンハン1939」を観てきた。難しい作品を俳優陣がしっかりと演じていた。無謀な戦争を防ぐには何が必要となるのか。ジェンダー問題も織り込んで追求した劇だった。 今尚繰り返され…
映画「オッペンハイマー」の第一印象的な個人的感想はすでに書いた。 amamu.hatenablog.com 原作は未読だが、原作以外の、映画を観る方へのおすすめの一冊である藤永茂氏の「ロバート・オッペンハイマー」についてもすでに書いた。 amamu.hatenablog.com ノ…
クリストファー・ノーラン監督*1による映画「オッペンハイマー」を劇場で観てきた。 映像もさることながら、圧倒的なロゴス、ことばの洪水の3時間だった。 1回の鑑賞では理解は難しいとの評判の映画*2で、英語も完璧に理解できたわけではないし、量子理論物…
長屋紳士録 小津安二郎監督の「長屋紳士録」(1947年)を観た。 飯田蝶子がおたね役を熱演していた。小津監督は子役の使い方がうまい。シラミの伝染の演出も秀逸。全編落語的で笑わせる。そして笑いが決して古びていない。最後に、上野の戦争孤児の問題に触れ…
麦秋 小津安二郎の「麦秋」(1951年)*1を再び観た。 朝原雄三監映画督による「釣りバカ日誌」15作目「ハマちゃんに明日はない!?」でオマージュを込めた「麦秋」の名場面を杉村春子(矢部たみ役)と原節子(間宮紀子役)が演じている。 いうまでもなく戦後…
秋刀魚の味 小津安二郎の「秋刀魚の味」*1を観た。 1962年の「秋刀魚の味」が小津監督の遺作のようだ。 かなり前に多分何度か観たことがあるのだが、印象が薄い。若い時分だったので、地味過ぎる小津の映画をきちんと評価できなかったのだと思う。 娘を嫁に…
J.D.サリンジャーは、第二次世界大戦の体験によって、戦後、PTSDで苦しんだ作家として知られている。 従軍時のさまざまな困難の中のひとつとして、サリンジャーが、兵士として、1945年4月に、アメリカ軍によって解放されたばかりのドイツのカウフェリング第4…
「ゲゲゲのゲーテ」(2015) 水木しげるさんの「ゲゲゲのゲーテ」を読んだ。 1940年。水木は18歳。いつか召集され、戦場で死ぬかもしれないという恐怖を克服するために、水木は、ゲーテに限らず、聖書やニーチェ、ショーペンハウエル、カントをむさぼるように…
木下惠介監督の「陸軍」を初めて観た。 原恵一監督の「はじまりのみち」を観てから、木下惠介監督の「陸軍」に興味をもち、初めて観てみたのだが、これはすごい映画だ。 このような映画が1944年に製作されたということに驚いた。 感想や書きたいことはたくさ…
山田洋次監督の「東京家族」を観て、再度、小津安二郎監督の「東京物語」を観たくなり、「東京物語」を再度見た。 「東京家族」は、3・11を背景に反映させるため、製作を遅らせたと聞いたが、「東京物語」は戦争で夫を亡くし、子どもを亡くした話であると、…
1953年の小津作品。 尾道から20年ぶりに東京にやってくる老夫婦を迎える子供たち。 けれども医院をやっている長男夫婦や美容室を営む長女の夫婦の東京の生活は忙しい。長男夫婦の孫たちも愛想がない。そんな中、戦死した次男の嫁が優しさをみせてくれる。 杉…
War Papers (1989) 20 Years of Rolling Stone (1987) Bob Dylan Lyrics (1988) Sexuality Today (1988) 銀座・イエナ書店で"War Papers"(1989), "Bob Dylan Lyrics" "20 Years of Rolling Stone"を購入。"War Papers"(1989)は、1939年から1945年までの第二…
「裁かれた南京大虐殺」(1989) 本多勝一編「裁かれた南京大虐殺」を購入した。
「南京大虐殺の現場へ」(1988) 洞富雄・藤原彰・本多勝一編「南京大虐殺の現場へ」(朝日新聞社)を購入した。
「南京への道」(1987) 本多勝一「南京への道」(朝日新聞社)を購入した。
”Barefoot Gen Volume Two”(1979) "Barefoot Gen Volume Two"を購入した。 原作はもちろん中沢啓治「はだしのゲン」。 Project Gen(プロジェクトゲン)*1は、その年、アメリカ合州国でとりくまれた軍縮と社会正義のための大陸行進(カリフォルニア州からワ…