Maori
タウランガでおこなわれた今回のテ・マタティニの優勝は、テ・ワカ・フイア(Te Waka Huia)だったようだ。 私も観たことがあるが、マオリのカパハカの一大祭典であるテ・マタティニは素晴らしい。 http://www.tematatini.co.nz/pdf/MEDIA%20STATEMENT%20-%202…
アオテアロア・ニュージーランドはネイピアの博物館で購入したNew Zealand: The making of a colony, 1815-1870 (Students' Bateman historical atlas)。これは、薄い本だが、なかなか面白い図解本だ。三冊のシリーズものになっていて、私は三冊とも入手した…
上で紹介したシリーズの第三弾。 第二次世界大戦、第二次世界大戦後の移民、その出身地、マオリの都市への転住、コハンガレオ、マオリ語の普及、学校等、図解形式で詳しい情報が大変わかりやすく示されている。 アオテアロア・ニュージーランドの入門資料と…
上で紹介したシリーズの第二弾。 副題にStudents' Bateman Historical Atlas 2とある。出版社は、David Bateman。 移民、土地所有、交通・通信網、移民の出身地、経済・産業、キングカントリー、第一次世界大戦等、図解形式で示されている。
アオテアロア・ニュージーランドに滞在した際に購入した書籍がいくつかあるが、Claudia OrangeのThe Story of a Treatyも、そのうちの一冊だ。 これは、高校生や一般に向けに書かれたもので、80ページの薄いものだから、とても読みやすい。 1769年のキャプテ…
フィリマコ・ブラックのKura Hunaは、伝統的なマオリの音楽を、再発見するかのようなレコーディングで仕上げられた一枚だ。 Te Kura Hunaは、the hidden treasuresという意味。つまり、「隠された宝物」ということだ。 フィリマコ・ブラックの2005年の4枚目…
これはフィリマコ・ブラックによるジャズボーカルのアルバムだ。 定番のジャズスタンダード曲が少なくないけれど、それをマオリ語で唄っていることが味噌だ。 たとえば、Georgia On My Mind。 タイトルは、Hōria/Georgia On My Mindとなっている。 これは、…
二年以上前に、アオテアロア・ニュージーランドのニュープリマスの博物館で買い求めたフィリマコ=ブラック(Whirimako Black)の"Hohou Te Rongo"というアルバムがある。 これは、Whirimako Blackにとっての二枚目のアルバムで、タイトルのhohou rongoは、マ…
フィリマコ・ブラックのCDなどを聞くときに、マオリ語初級者の私が引くのが、The Reed Dictionary of Modern Māoriだ。 これは、ワイカト大学(The University of Waikato)でマオリ語(te reo Māori)を習った講師から推薦してもらった辞書。 karakia, aroha, …
マオリ関係の書籍といえば、Reed出版は有名な出版社のひとつ。 マオリの地名の意味を知るには本書がお薦めだ。 これは初めてクライストチャーチを訪れたときに買い求めたもの。 ニュージーランドを旅する人にとくに薦めたい。 たとえば、ロトルア(Rotorua)だ…
アオテアロア・ニュージーランドで、テ・マタティニが、この2月22日から開催されているようだ。 このブログでも紹介したように、私もはじめてテ・マタティニに参加して、その水準の高さに驚かされたものだ。 素晴らしいそのテ・マタティニなら、また見てみた…
マオリの伝統芸能の祭典「テ・マタティニ」が開かれる。 前回の「テ・マタティニ」には私も連日参加したので、懐かしい。 以下は、ニュージーランド政府観光局から。 マオリ伝統芸能の祭典「テ・マタティニ」 隔年で開催されるマオリ伝統芸能コンテスト「テ…
10月6日付けのIHTのThe Asahi Shimbunに、”Retracing an ancient voyage from Hawaii”{「古代航海をハワイから追体験する」という記事が載っていた。 ファイバーガラスでつくられた19メートルの伝統的なカヌーを用いて、日本をめざし、ハワイから1万キロを…
個人的に私は、母語の重要性をマオリから、そして、母語を大切にしながらも*1イギリス語を話す姿勢をシンガポールを「反面教師」として、学ぶべきだと思っている。 一般的に言って、日本人はこの両方ともわかっていないと思うからだ。 だから、少なくともこ…
ワイカト大学(The University of Waikato)で応用言語学を学ぶと同時に、マオリ語の初級講座を受講して、マオリ語による簡単な挨拶程度は話せるようになった私は、マオリ文化の影響が色濃く残る北島は東海岸のトータルエマージョンスクールやコハンガ・レオ…
首都ウエリントンにあるキーウィが誇る博物館、テ・パパには、真ん中にワイタンギ条約、左にマオリ、そして右にイギリスの展示がされている大規模な展示会場があるが、まさにこれこそが今日のアオテアロア・ニュージーランドを象徴していると言えるだろう。…
基本的人権の中では生存権が何よりも重要であり、その生存権を保障するためにこそ教育権や労働権の保障が重要なのであるが、こうした基本的人権を保障するためには母語を話す権利という言語権を保障しなければならないということは案外見過ごされがちだ。 ア…
以上のような歴史的経緯から、今日、ニュージーランドに住むマオリにとって、英語を話すことは当たり前のことに過ぎない。今日例外なくマオリは英語を話すといっていい。それは、マオリが生きるために、まさに好むと好まざるとにかかわらず、身につけてこざ…
アオテアロアがニュージーランド化される中で、ワイタンギ条約以降、キリスト教化と英語の普及は、徐々に、また急速に進んだ。 いわばこのアオテアロアのニュージーランド化の中で、世界の他の多くの民族と同じように、マオリ語を話すことが弾圧されたという…
冒頭でも触れたように、ニュージーランドとは、オランダがつけたノヴァ・ゼランド(ラテン語Nova Zeelandia/オランダ語Nieuw Zeeland)(「海の土地」という意)という名称を、その後、オランダに代わって支配したイギリスが、イギリス語風に発音し直して名づ…
観光旅行先として人気が出てきているニュージーランドで、オークランドとロトルアとワイトモ洞窟の三角形を五日間ほどでまわる日本人ツアーをキーウィ(ニュージーランド人)たちは全く理解できないものとして観察しているけれど、こうした短期間の旅行であ…
ニュージーランドのことをマオリ語でアオテアロアというが、このアオテアロアと、ハワイ諸島、そしてイースター島、これらを結んだ三角地帯のことをポリネシア文化圏と呼ぶ。 現在ニュージーランドに暮らすマオリは、このポリネシアのハワイキという伝説的な…
このブログで紹介しているように、私は、ある私立大学の附属高校の英語の教師なのだが、2004年度に1年間の海外研修の機会を大学から得て、ニュージーランドに滞在した。 次の文章は、その海外研修について、「アオテアロア・ニュージーランドと二つの公用語…
Reed出版社というと、マオリ関係では良質の書籍を出している出版社というイメージが私にはあるけれど、この出版社から、そのまま題名はズバリ、「マタリキ(matariki)」という本が私の手元にある。絵本のように薄いこの本も、アオテアロア・ニュージーランド…
父の日にウエリントンにいる娘から贈られてきたマオリのカレンダーが、2005年の6月始まりのカレンダーで翌年2006年の5月が締めの月であることは、昨日書いた。 このマオリのカレンダーの発売元は、ウエリントンが誇る博物館のテパパである。 http://www.tepa…
おそらくウエリントンのテパパ博物館で買い求めたものだろう。 “Matariki Maramataka Calendar Pipiri 2005-Haratua 2006 June 2005-May 2006”というカレンダーを娘が送ってきた。 2005年6月から2006年5月までのカレンダーだ。 写真はどれも素晴らしいが、フ…
伝統文化を許可なく複製させない権利がジュネーブにある世界知的所有権機関で問題になっているようだ。 プレイステーション2用のあるソフトで、この格闘技ゲームの中で、アオテアロア・ニュージーランドの先住民マオリのイメージが不適切に使われていると指…
それにしても、このテレビ報道、マオリを「原住民」マオリと伝えていた。 「原住民」という言い方自体に私は大いにひっかかる。 政治的には、マオリ語だって、すでに公用語化されているのだ。ニュージーランドは、A nation of nationsであり、ニュージーラン…
愛知万博には全く興味がないけれど、パカハカなどのマオリの伝統文化を引っさげてマオリが愛知万博に出演していることを朝日新聞の報道で知った。 今朝、富士山を世界遺産にしたいと活動をしているNPOの代表者がテレビで話をしていた。 アオテアロア・ニュー…
首都ウエリントンにあるキーウィが誇る博物館、テ・パパには、真ん中にワイタンギ条約、左にマオリ、そして右にイギリスの展示がされている大規模な展示会場があるが、まさにこれこそが今日のニュージーランドを象徴していると言えるだろう。ニュージーラン…