Claudia OrangeのThe Story of a Treaty

The Story of a Treaty

アオテアロアニュージーランドに滞在した際に購入した書籍がいくつかあるが、Claudia OrangeのThe Story of a Treatyも、そのうちの一冊だ。
 これは、高校生や一般に向けに書かれたもので、80ページの薄いものだから、とても読みやすい。
 1769年のキャプテンクックの到着から、ヨーロッパからの殖民、1840年のワイタンギ条約署名、1860年代の土地戦争から現在までを概括している。
 たとえば、地域ごとのチーフたちのワイタンギ条約に対してとった態度。すなわち、条約署名に対して一貫して拒否したもの、要請が来なかったもの、とりあえず署名したもの。その署名したチーフたちは何故署名したのか等、わかりやすく書かれている。
 The Story of a Treatyは、ワイタンギ条約の概略を的確につかみたい方にお薦めだ。