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「心にとどく英語」(1999年) 岩波新書の「日本人の英語」(1988年)を一読して、マーク・ピーターセン氏のものは読みたいと思い、いま以下の新書が本棚にある。 「日本人の英語」(岩波新書)(1988年) 「続・日本人の英語」(岩波新書)(1990年) 「心にとど…
ikusafumu.jp 遅ればせながら「沖縄スパイ戦史」の三上智恵監督による映画「戦雲ーいくさふむー」を地元上映会で観てきた。 力作のルポルタージュだった。 まだ見ていない方には、必見の映画である。 台湾有事の名のもとに、何がすすめられているのか。地理…
伊東英朗監督による映画「サイレント・フォールアウト」( "Silent Fallout")*1を観てきた。 これは是非とも見るべき映画である。 fallout22.com ヒロシマ(1945)・ナガサキ(1945)・第五福竜丸(1954)、スリーマイル島(1979)・チェルノブイリ(1986)・福島第一原…
おいちゃん(森川信)と寅さん(渥美清)の”喧嘩”は「男はつらいよ」(山田洋次監督)の見どころの一つである。 「男はつらいよ 第6作 純情編」(1971年)でも、夕子さん(若尾文子)の入浴をきっかけに可笑しな言い争い*1が始まり、「いいかげんにおしよ!…
映画「オッペンハイマー」の第一印象的な個人的感想はすでに書いた。 amamu.hatenablog.com 原作は未読だが、原作以外の、映画を観る方へのおすすめの一冊である藤永茂氏の「ロバート・オッペンハイマー」についてもすでに書いた。 amamu.hatenablog.com ノ…
映画「オッペンハイマー」を劇場で鑑賞してみての第一印象的な感想についてはすでに書いた。 amamu.hatenablog.com 映画「オッペンハイマー」は、原爆をつくったオッペンハイマーの話だから、その内容は、オッペンハイマーが関わった理論物理学・量子物理学…
クリストファー・ノーラン監督*1による映画「オッペンハイマー」を劇場で観てきた。 映像もさることながら、圧倒的なロゴス、ことばの洪水の3時間だった。 1回の鑑賞では理解は難しいとの評判の映画*2で、英語も完璧に理解できたわけではないし、量子理論物…
黒澤明の映画「椿三十郎」(一九六二年)*1。 不利な立場に置かれても不正を憤りお家騒動解決のためには命をも投げだす義のある九名の若い侍たち。けれども悪を成敗するための肝心の知恵と腕っぷしは十分ではない。そこに知恵も刀も強い椿三十郎(三船敏郎)が…
それまでの伝統的な放映だけでなく、DVDのディスクやストリーミングサービスがあらたに加わっていく状況の変化の中で、新しいメディア放映方式に対する自分たちの取り分が少ないと不満をもったシナリオ作家たちによって100日のストライキ*1となった2007年。 …
アメリカ合州国はカリフォルニア西海岸、いわゆるウェストコーストロック*1のドキュメンタリー映画である「ローレル・キャニオン 夢のウェストコースト・ロック」と「エコーインザキャニオン」*2を観てきた。70年代初頭、高校生の時期にウェストコーストロッ…
youtu.be NetflixでSam Cookeの「リマスター:サム・クック」(“The Two Killings of Sam Cooke”)を観た。2019年、1時間14分の作品。 公民権運動の代表歌のひとつとなった“A Change is Gonna Come”(1964)で有名なサム・クックは1931年ミシシッピ生まれ。…
“The Beatles Get Back The Rooftop Concert”を劇場で観てきた。 ビートルズ解散(1970年)前年の1969年1月30日、ロンドンのアップル社の屋上でのパフォーマンスを中心に64分間にまとめたドキュメンタリー映画。ロンドン市内の屋上でのライブに対して当惑す…
David Byrne's American Utopia アメリカ合州国の過酷な現実の中で、「変革の可能性」を探る鬼才デビッド・バーンの傑作アート。 同じように時代閉塞状況の日本にあって、民主的人格を体現するデビット・バーンに元気づけられる。 まさに時間を忘れさせてく…
"Billie" 映画"Billie"をミニシアターで観てきた。 かなり昔にジャズを聴き始め、Billie Holiday の レコードも数枚買い求めた。 そのビリー・ホリデイ。"Strange Fruit"が1930年代のプロテストソングであることはもちろん知っていた。 スタンダードになって…
インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 「市場と権力 「改革」に憑かれた経済学者の肖像」というノンフィクションの中で著者の佐々木実氏が紹介していた映画「インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実」。 今回、初めて、アメリカ合州国のサブプ…
2016年にダブルデイから出版されたコールソン・ホワイトヘッド(Colson Whitehead)による歴史創作小説・"The Underground Railroad"(「地下鉄道」)*1。 コールソン・ホワイトヘッド著「地下鉄道」 ピューリツァ賞を受賞したこの歴史創作小説は未読だが、マ…
コロナ禍ではあるが、「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」("Summer of Soul (...Or, When the Revolution Could Not Be Televised)")を映画館で観てきた。 Summer of Soul 1969年夏。ニューヨークはハーレムにあるモリス…
Once Were Brothers Robbie Robertson And The Band 'Once Were Brothers Robbie Robertson And The Band'(DVD)を購入した。 劇場で観た本作を今回自宅で再度観たけれど、やはり涙なしに観ることはできない。 出自。両親。土地柄。文化性。そして、いろいろ…
以下、MLBのField of Dreams(2021/08/13)より。 「フィールドオブドリームズ」試合として、ホワイトソックス対ニューヨークヤンキースのMLBの試合があった。 www.mlb.com 以下は、その趣旨。 www.mlb.com
American Utopia (soundtrack) Remain in Light David Byrne のコンサート映画 "American Utopia"(2020年)。 そのSoundtrackからの一曲"The Great Curve"は、映画"American Utopia"ではカットされたのか、使われていないが、サウンドトラックにはbonus track…
パンケーキを毒見する 著者のウラケン・ボルボックスというイラストレーターは知らないのだけれど、以下の記事を大変面白く読んだ。 ご一読をすすめる。 www.msn.com
パンケーキを毒見する 以下、oricon news(2021年08月07日 18時27分 更新)より。www.msn.com “菅首相の素顔に迫る 前代未聞の政治バラエティー”映画『パンケーキを毒見する』公開記念舞台あいさつが7日、神奈川・横浜ブルグ13にて行われ、元朝日新聞記者で…
パンケーキを毒見する 映画「パンケーキを毒見する」を映画館で観てきた。 本映画はすべての人におすすめだが、とくに若い人達に観てもらいたい映画だ。 安倍政権・菅政権の特徴は、ウソをつく。あることをないことにする。文書で都合の悪い部分は黒塗りにす…
7月28日に海外日本特派員協会(FCCJ)で映画「パンケーキを毒見する」の制作者・内山監督と河村プロデューサーの記者会見がおこなわれた。YouTubeで監督とプロデューサーの話が聞ける。 www.youtube.com 以下は、映画「パンケーキを毒見する」のオフィシャル…
以下、東京新聞(2021年7月29日 07時19分)より。www.tokyo-np.co.jp 「新聞記者」(二〇一九年)など権力への批判をいとわない映画作りが真骨頂の河村光庸(みつのぶ)プロデューサー(71)が放つ新作は、三十日公開の「パンケーキを毒見する」(内山雄人監…
以下、東京新聞(2021年7月28日 18時19分)より。www.tokyo-np.co.jp 菅義偉首相を題材にした政治バラエティー映画「パンケーキを毒見する」の内山雄人監督と映画製作会社「スターサンズ」河村光庸プロデューサーが28日、外国人特派員協会(千代田区有楽町)…
American Utopia (soundtrack) David Byrneの"American Utopia"。 この9月からセイントジェームズ劇場(St. James Theatre)で再演が決まったというニュースが流れていた。 2年ほど前の2019年10月から2020年2月16日にかけておこなわれたハドソン劇場でのショー…
Stop Making Sense 80年代に英語を教えてもらっていた近所に住むアメリカ人家庭教師が大のロック好きで、当時とくにTalking Headsが気に入っていた。Talking Headsを薦められ、"Stop Making Sense"(1984) も貸してもらったと思う。まだビデオテープの時代だ…
American Utopia (soundtrack) David Byrneによるブロードウェイショーの"American Utopia"。 Spike Lee監督によって映画化された映画"American Utopia"。 映画"American Utopia"の中でのセットリスト(setlist)は以下のとおり。 理解は不十分だけれど、全21…
American Utopia (soundtrack) Everything That Happens Will Happen Today David Byrne のコンサート映画 "American Utopia"(2020年)。 そのSoundtrackからの一曲"One Fine Day"は、Brian Enoとの共作アルバム"Everything That Happens Will Happen Today"(…