Constitutionalism

反教育的社会を変えるために、マスコミが、芸能界が、学校が、労働組合が、政治が、社会が、なにより国民が変わらなければならない

ながらく教師の仕事をしてきた者として、今回の衆議院選挙の選挙結果をみて、つくづく思うことは、今の日本社会は、はたして教育的社会と言えるのかということである。 第一に、真に教育的な社会であれば、投票率がこんなに低くてよいはずがない*1。第二に、…

「「生きる権利」と基本的人権の体系」(芝田進午)

衆議院選挙の公示が昨日なされ、今月の27日が投票日となった。 ひとつ思うのは、自公政権が、統一協会といわゆる「裏金」問題で大激震が走り、まさに政権交代の好機であるのに、肝心の一方の野党側が、維新や国民など、ゆ党といわれる自公の補完勢力は問題外…

ステルス作戦なんかに騙されない、本質をつかめる観察力を 教育的社会を 市民と野党の共闘を

東京都知事選についてのわたしの素人予測は、小池百合子氏に蓮舫氏が猛追。その差10ポイントから、さらに僅差で、いずれにしても小池百合子氏と蓮舫氏の争いで勝敗が決まる。小池氏か蓮舫氏のいずれかが都知事に当選して、石丸氏は第三位と予測していた。希…

入管法改悪は、民主主義、法治主義、人権擁護、共生社会、国際主義、どれひとつとってみても、日本の後進性が露呈されている

入管法が、自民・公明・維新・国民らの強行採決によって、改悪された。 今回の改悪は、難民申請の回数を原則2回に制限することにより申請の繰り返しによる滞在を排除し強制送還・国外退去がしやすくなったこと、そして強制退去までの期間、対象となる外国人…

デジタル大臣は否定するが、マイナンバーカード公金受取口座・家族名義13万件は、登録者に起こりがちな「ヒューマンエラー」であり、「誤登録」であり、それらをはじかない「システムのエラー」ではないのか

河野太郎デジタル相は、日本語の使い方を間違えている。 「公金受取口座、家族名義が13万件」について、「システムのエラー」ではないと言い切ったが、これは明らかに「ヒューマンエラー」と「誤登録」をはじかない「システムのエラー」である。 「公金受取…

日本の教育と市民的権利を守るためには、自公政権と、その補完勢力に票を投じることはできません

参議院選挙投票日を前にして、自民党の暴言が止まらない。 高市早苗政務調査会長による「消費税は社会保障に限定されている」というデタラメデマ発言。 麻生太郎副総裁による「弱い子がいじめられる。強いやつはいじめられない。国も同じ」という弱肉強食社…

有権者は参院選の投票に行こう

すでに期日前投票を済まされた有権者も少なくないと思われるが、今週、参議院選挙の投票日となる。 これまで何度か紹介しているが、哲学者・芝田進午氏はアメリカ独立宣言の意義、アメリカ革命の意義について、氏の著作「人間の権利 アメリカ革命と現代」の…

佐高信著「小泉純一郎と竹中平蔵の罪」を斜め読みした

小泉純一郎と竹中平蔵の罪 佐高信著「小泉純一郎と竹中平蔵の罪」を斜め読みした。 これまで佐高さんの本は読んだことがないが、本書のサブタイトルに、「佐高信の政経外科Ⅵ」とあるから、おそらくシリーズものなのだろう。 第1章に「ギルティ・ペアの小泉と…

「瀬戸内寂聴さん死去 99歳、作家・僧侶 文化勲章受章者」

以下、朝日新聞デジタル版(2021年11月11日 12時51分)から。 digital.asahi.com 死者に鞭打つつもりは毛頭ないが、以下、10年以上も前の佐高信氏による瀬戸内寂聴評。 佐高信氏は、氏の2009年の著書「小泉純一郎と竹中平蔵の罪」(毎日新聞社)で、瀬戸内寂聴…

「維新と国民、改憲に向け連携 9日にも幹事長、国対委員長会談」

以下、共同通信社(2021/11/07 11:03)より。 www.msn.com

すべての有権者は投票にいこう

何度か紹介しているが、哲学者・芝田進午氏はアメリカ独立宣言の意義、アメリカ革命の意義について、氏の著作「人間の権利 アメリカ革命と現代」の中で以下のように書いている。 ...政治というものは、けっして自己目的ではない。それは、すべての人間に「生…

アベ・スガ政治は終わりにしましょう

9年近く続いたアベ・スガ政権。 やりたい放題で戦後日本を破壊し続けました。 今回の選挙は、自公 対 野党共闘。政権交代が期待される大切な選挙となります。 平和の問題では、自公政権は、アメリカ追随で集団的自衛権による武力行使が許されるという閣議決…

「終戦記念日にあたって 日本共産党書記局長 小池 晃」

以下、しんぶん赤旗(2021年8月15日(日))より。www.jcp.or.jp 一、76回目の終戦記念日にあたり、日本共産党は、日本軍国主義による侵略戦争と植民地支配の犠牲となった人々への深い哀悼の意を表明するとともに、痛苦の体験をへて国民が手にした憲法9条を守…

「終戦76年、不戦誓う 天皇陛下、今年も「深い反省」―追悼式、2年連続縮小」

以下、時事通信(2021年08月15日12時36分)より。www.msn.com 終戦から76年を迎えた15日、政府主催の全国戦没者追悼式が東京都千代田区の日本武道館で開かれた。天皇、皇后両陛下や菅義偉首相、遺族らが参列。天皇陛下はお言葉で、今年も「深い反省」との…

映画「パンケーキを毒見する」を観てきた

パンケーキを毒見する 映画「パンケーキを毒見する」を映画館で観てきた。 本映画はすべての人におすすめだが、とくに若い人達に観てもらいたい映画だ。 安倍政権・菅政権の特徴は、ウソをつく。あることをないことにする。文書で都合の悪い部分は黒塗りにす…

「「めちゃくちゃ」「本当は閉めたい」 西村発言に怒り」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/7/9 20:30)から。 西村康稔経済再生相が、休業要請に応じない飲食店に対し、取引金融機関から働きかけるよう求める考えを示した。翌9日に撤回したが、コロナ禍にあえぐ飲食店への締め付けを強めようとする政府の発想に、一斉…

「「自粛警察をやれというのか」 西村大臣発言に銀行困惑」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/7/9 17:30)から。 新型コロナ対策の休業要請などに応じない飲食店に金融機関から働きかけてもらう考えを西村康稔経済再生相が示したことに対し、金融機関の間で戸惑いが広がっている。法的根拠があいまいなうえ、お金を貸す強…

「要請に応じない飲食店、金融機関から働きかけ?西村大臣」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/7/9 10:26)から。 新型コロナウイルス対応を担当する西村康稔経済再生相は8日夜の記者会見で、休業要請などに応じない飲食店に関し、「こうした情報を金融機関としっかり情報共有しながら、順守を働きかけていく」と述べた。…

東京都議選結果を考える -安全・安心を守ることのできない政権には退場を願うほかないー

先週の日曜日、これは偶然にすぎないがアメリカ独立記念日におこなわれた東京都議選。 自公政権に対する評価。そして東京オリンピック開催に関して、東京都知事、そして東京都議会に対する評価が問われる選挙として注目していた。 個人的意見に過ぎないが、…

「ウーマン村本大輔「今日友達の店が潰れた」日本こそわきまえたほうがいい」

以下、デイリースポーツ(6/26(土) 15:26)より。www.msn.com お笑いコンビ、ウーマンラッシュアワーの村本大輔が23日にツイッターに投稿。友人の店がつぶれてしまったことを記した。 村本は「今日友達の店が潰れた、今月の家の家賃払えなくなるらしい。そん…

映画「アメリカンユートピア」を映画館で観た

David Byrne's American Utopia (以下、映画紹介になるが、いわゆる「ネタバレ」部分もあるため、一度劇場で鑑賞してから読んでいただければと思う。ただ、本作品は筋がわかると面白さが半減するというような作品ではない。何度でも鑑賞体験したくなる作品…

「護憲派「重大な問題抱えたまま」 国民投票法改正案に」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/6 18:26)から。 憲法改正の手続きを定める国民投票法改正案が衆院憲法審査会で採決・可決された6日、市民団体や労働組合関係者らが国会近くで反対集会を開き、「改憲を進める狙いが明らかだ」などと抗議の声を上げた。 集ま…

「五輪反対と主張したら「出て行け」 闇と対峙した71歳」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/3 14:00)から。 新型コロナウイルスによる死者が1万人を超える中、今夏の東京五輪開催に向けた聖火ランナーが日本列島を縦断している。そのことに無批判なメディアに懸念を示すのが、1998年の長野冬季五輪からずっとオリン…

「制限と補償の前に、問いたい法解釈と統治 木村草太さん」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/3 19:00)から。 憲法学者の木村草太さん いま、日本の統治機構の憲法原則が脅かされている――。憲法学者の木村草太さん(東京都立大学教授)は言う。長引くコロナ禍で、移動や営業の自由が制限される生活が続き、十分な補償…

「残さなければならない思い 山寺の石碑に刻んだ憲法9条」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/5/3 18:00)から。 長野県北部、中野市の山寺の境内にひっそりたたずむ石碑がある。前住職の萩原宣章(のぶあき)さん(77)が20年ほど前に建てたものだ。そこには、寺がたどった歴史への思いが刻まれている。 標高1351メート…

「菅政権、初の国政3選挙で「全敗」 野党共闘に弾み」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/4/25 22:13)から。 菅政権にとって初の国政選挙となった参院広島選挙区再選挙と参院長野選挙区補欠選挙、衆院北海道2区補選が25日投開票され、自民党は与野党対決となった広島と長野でいずれも敗れた。候補者擁立を見送った北…

「安倍氏、憲法改正推進本部最高顧問に 「喜んで」と快諾」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/4/20 22:37)から。 自民党の衛藤征士郎・憲法改正推進本部長は20日にあった同本部の会合で、同本部最高顧問に安倍晋三・前首相が就任したと明らかにした。衛藤氏が安倍氏と直接会って就任を要請し、安倍氏は「喜んで」と快諾…

「政治デモ参加者に「近づきたくない」 日本と中国で突出」

以下、朝日新聞デジタル版(2021/4/16 17:00)から。 政治的なデモに参加する人には「近づきたくない」と考える傾向が、日本と中国では突出して強いことが、アジアと欧米の九つの国・地域の調査からわかった。デモは、投票だけでは表現できない不満や怒りを示…

「「同性婚不受理は違憲」 札幌地裁が初判断 賠償請求は棄却」

以下、毎日新聞(2021/3/17 11:15(最終更新 3/17 11:50))より。mainichi.jp 同性同士の法律婚を認めないのは「婚姻の自由」などを保障した憲法に反するとして、北海道内のカップル3組6人が慰謝料各100万円の支払いを国に求めた訴訟の判決で、札幌地裁(武部知…

前川喜平氏の「今年こそは」(「東京新聞」2021年1月3日)

前川喜平氏の東京新聞の「本音のコラム」が素晴らしい。 さすがである。 今年こそは 前川喜平(現代教育行政研究会代表) 「東京新聞」2021年1月3日 思えば悪夢の八年だった。時代を八十年も昔に戻そうとする人たちが政治権力を握り、学校に教育勅語を…