Multilingualism

入管法改悪は、民主主義、法治主義、人権擁護、共生社会、国際主義、どれひとつとってみても、日本の後進性が露呈されている

入管法が、自民・公明・維新・国民らの強行採決によって、改悪された。 今回の改悪は、難民申請の回数を原則2回に制限することにより申請の繰り返しによる滞在を排除し強制送還・国外退去がしやすくなったこと、そして強制退去までの期間、対象となる外国人…

「辛抱づよく」「成長を信じて」「自分の主人公になって」「コトバを学んでいるその瞬間を楽しもう」(スティーブ・カウフマン)

外国語学習とはどういうものなのか、深めるために、最近、これまで多言語を学び、実際に多言語話者であるスティーブ・カウフマン(Steve Kaufmann)氏の動画をみて学び直している。 氏の動画を見ていると、もちろん氏が代表をつとめるLingQの宣伝をするつもり…

「うまく話せるようになるには、たくさん話さないとなりません」「エレガントな言葉の使い方は、ネイティブスピーカーの音声の訛りまでマスターしなくてもできます」(カウフマン)

流暢に英語を話すことをテーマにしたキース・スピーキング・アカデミー(Keith Speaking Academy)による特別番組。タイトルは、「英語が流暢になる方法」("How to become fluent in English")。 www.bing.com How to become fluent in English - Interview wi…

英語学習の技術と思想 -超大言語を学ぶときの留意点ー

日本社会は単一民族で単一言語などと考えているわけでは全くないが、相対的に世界をみるならば、日本の言語環境*1は、アジアの外国語は別にしてヨーロッパの外国語を学ぶ上で条件が整っている言語環境とは言い難い。もちろんそれが不幸せだとか不便だとか言…

「迷走する英語教育をただす -中村敬の理論・思想・実践をもとに」を読んだ

迷走する英語教育をただす -中村敬の理論・思想・実践をもとに ホームランダービーに出場し翌日オールスターゲームで打って投げるという歴史的快挙を果たすことになった大谷翔平投手の活躍を期待してMLBのオールスター戦を見た。MLB前半戦における大谷投手…

これからは多言語・多文化主義

それで、寺島実郎氏や谷村新司氏のコメントで再度つくづく感じたことは、やはり日本人には、欧米を高く見て、アジアを低く見る精神構造があるということだ。こうした精神構造は、おそらく古来のものではない。「脱亜入欧」などのスローガンにあらわれている…

ナルワヒアのレガッタでイギリス人の弁護士に会った

この会場で川に浮かぶ伝統的なワカの写真を撮影していたら、私と同じようにワカの写真撮影をしている若者がいた。 話しかけてみると、イギリスから来た弁護士だった。 1年間の休暇を取り、6ヶ月中国を旅して、あちこち回って、ニュージーランドに来たという…

ウォッカもはいって、イングランド言語史を、ジュピターにぶちまける

ジュピターが手土産に持ってきたものは、クリストブ(Kristov)というウォッカだった。 ニュージーランドでも、一日ビールの小瓶1本くらいしか飲まない私はウィスキーなどの強い酒は全く口にしない。いわゆるスピリッツをほとんど飲まない私は、「これ、ウォッ…

「「英国」神話の解体」大石俊一 (1994)を読んだ

「英国」神話の解体 (1994) 「「英国」神話の解体」大石俊一 (1994)を読んだ。

「フダン着の国際人たち 日本人の国際性を問う」ダグラス・ラミス(1988)を購入した

フダン着の国際人たち (1988) 「国際化」とは何か。よくわからない。 「”国際化”の名のもとに、政治、経済、社会のあらゆる力が動いている」(ダグラス・ラミス)というように、よくわからないコトバでいろいろな政策がすすめられることがあるから警戒が必要…

「進化しない日本人へ」杉本良夫(1988)を読んだ

「進化しない日本人へ」杉本良夫(1988)を読んだ。 進化しない日本人へ (1988) 日本の毎日新聞記者であった著者は、休職許可をとりつけて、アメリカはピッツバーグ大学社会学部の助手になる。アメリカで博士論文を書き終えて職探しを始めた頃に、オーストラリ…

「メディアとしての博物館」梅棹忠夫(1987)の「博物館の言語ポリシー」に深く共感する

メディアとしての博物館 (1987) 「メディアとしての博物館」梅棹忠夫(1987)を購入した。 ざっと眺めてみて、「博物館の言語ポリシー」がとても面白かった。 国立民族学博物館では、展示物の解説あるいは表示は、すべて日本語でおこなわれている。そのことに…