Word Order
英語を学ぶ際の観点として、学ぶ際の方法論として、スピードというものが大切であると感じてきた*1。 英語学習におけるスピードがいかに重要かという話をするときには、言語活動学習と言語学習の区別と連関の理解が前提となる*2 もうひとつ、自覚しておかな…
植民地根性に陥っては身もふたもないのだけれど、外国語を学ぶ際には、多少は真似ることが必要だ。 外国語を学ぶ際には、音読やシャドーイングもよい練習とされる。インプットとアウトプットに唄*1や映画*2やテレビ番組*3を教材に使うのも悪くない。 という…
流暢に英語を話すことをテーマにしたキース・スピーキング・アカデミー(Keith Speaking Academy)による特別番組。タイトルは、「英語が流暢になる方法」("How to become fluent in English")。 www.bing.com How to become fluent in English - Interview wi…
井上ひさしさんの「宮澤賢治に聞く (文春文庫)」を読んでいたら、「日本の、すぐれた詩人がみなそうであるように、宮澤賢治もまた第一級の日本語の使い手であった、ということに思い当ったのは、昨年(一九七六年)の春、オーストラリア国立大学で<客員教授…
一例だけあげると、次のようなプリントだ。 A machine that keeps food very cold (Freezer) A type of bread that is shaped like a ring (Bagel) Something that you wear to cover your foot (Shoe) A bag that you carry on your back (Backpack) Someth…
いま関係代名詞を高校1年生に教えているのだが、関係代名詞はどのように教えたらよいだろうか。 いきなり変な例えで恐縮だが、日本語の修飾関係は、強風でおしゃかになってしまった傘の骨組のような構造になっている。 どういうことかというと、次のような構…
日本語では主語という概念が役に立たないし、日本語の語順と英語の語順は違うから、日本人が英語の語順に慣れるのは大変だ。 日本人が英語を習得する際に、日本語の語順を捨てて、英語の語順に慣れないといけない。これは結構大変だ。これを私は「語順の克服…
SV感覚とは、主語・述語感覚のことである。 英語の場合は、主語・述語という順番で、常にやって来るから、このSV感覚に慣れることが重要である。 聞き取りでも、読む場合でも、話す場合でも、英語の場合は、このSV感覚が重要だ。 日本語は、次の例文のように…
昨日の日記で書いた内容の続きだが、マオリ語のクラス仲間では、おそらく私が一番マオリ語の語彙が少ないだろう。けれども時間をかけるならば、文法的にたどったり、辞書を丹念に引いたりして、たとえ学ぶ速度は遅くても、なんとかやれる自信はある。だけれ…
「21世紀の人類像をさぐる」(1989) 梅棹忠夫「21世紀の人類像をさぐる」(講談社)を読んだ。 たとえば「あらたなるバベルの塔の時代」で「じつにいろいろな言語がある」という箇所では…。 語順でいっても、たとえば英語などは主語、述語、目的語の順になっ…
「地球時代の人類学」(1978) 梅棹忠夫「地球時代の人類学」を読んだ。 大来氏との対談「ポスト・アポロ'70年代のグローバリズム」で面白いかったのは、「日本語はどうしても世界的に通用しないから、骨が折れるけれども、脱国知識人は、英語なり、フランス語…